開業すると、SNSや広告よりも先に頭をよぎるのが「人脈」のことです。

他の人はどうやって仕事を取っているんだろう。わたしと同じ立場の人は、今どんなことで悩んでいるんだろう。
そんな気持ちで、異業種交流会に参加してみました。
結論、異業種交流会は魔法の場ではない。
でも、こういった場が合う人にとっては意味のある場所だと感じました。
⤴️異業種交流会に参加してよかったと感じたこと
① 地元で「同学年」の人に会えたこと
これが一番大きいですよね。
同じ地域で、同学年で、同じように「これからどうしていこうか」と考えている人。
年齢が近いだけあって、会話の温度感などが合います。
- 昔の話や共通の友人に通じる
- 無理に背伸びしなくていい
- 変な上下関係がおきない
これは、人と会わないと得られない感覚です。
② 「自分は何をしている人か」を言葉にできた
交流会で必ず聞かれる。

どのようなお仕事をされていらっしゃるのですか?
自分の仕事を相手に伝えるのは意外と難しいです。
自分では分かっているつもりでも、他人に短い時間の中で伝えるとなると言葉に詰まります。
でも、何人かの人と会話するうちに、ここは伝わりにくいやこの言い方だと相手の反応がいいなという感覚が少しずつ掴めてきました。
交流会は、営業の場でもありますが、自分の仕事を相手に伝える訓練場だと感じました。
③ 相手の「困りごと」を聞き出せた
一番よかったのは、無理に売り込まなくても、相手の話を聞く時間がちゃんとあったこと。
- 今、何に困っているのか
- どこで詰まっているのか
- 誰に相談したらいいか分からないこと
こういう話は、いきなり仕事の話を振るよりずっと自然に出てくる。
そして、売ろうとしない方が交流会では信頼されやすい。
✅正直に感じたデメリット・注意点

① 一回参加しただけでは、ほぼ何も起きない
これははっきり言えます。
ほとんどの方が一度参加して、名刺をたくさんの人に配って「いい経験だったな」で終わります。
交流会は、単発のイベントではなく積み重ね型です。
顔を覚えてもらって「あ、前にもいましたよね」と言われてからがスタート。
② 合わない交流会も確実に存在する
これは良し悪しではなく、相性だと思います。
- 会の雰囲気が自分に合わない
- 他人の話のノリについていけない
- 自分と価値観がズレている人が集まっている
このように感じたら、無理に合わせる必要はなくて今後参加しなくても良いと思います。
③ 参加すれば仕事が来るは幻想
これも大事な話。
交流会=仕事が来る場所と思って行くと、だいたいガッカリします。
- まず自分や仕事の内容を知ってもらう
- 次に自分を覚えてもらう
- 何回か交流する上で、ようやくお声がかかるという地味ですが大事なプロセス。
☺️😞向いている人・向いていない人
異業種交流会が向いている人
- 地域で長く仕事をしたい・貢献したい
- 人の話を聞くのが苦ではなく、楽しい
- すぐ結果が出なくても続けられる
- 顔と名前を覚えられる関係を作りたい
向いていないかもしれない人
- 短期で成果がでることを求めている
- 人と話すことが強いストレス
- 交流会を売り込みの場だと思っている
📕大事だと思ったこと「合っているなら、続ける」

もし自分に合っていると感じたなら、何回か参加して覚えてもらうことが将来につながる。
成果がすぐに出るものではないので一度で判断しない。
でも、自分が感じた違和感を無視して無理に続ける必要はありません。
バランスを大事にしましょう。
✒️交流会を「意味のある場」にするコツ(開業初期向け)
- 自分の仕事を30秒でまとめて説明できるようにする
- 自分を売るよりも人の話を聞く
- 相手から聞き出した困りごとをメモしておく
- 一度会った人には、次に会った時に必ず一言添えよう
- 自分に合っている交流会だけを選んで、回数を重ねて覚えてもらう
小手先のテクニックはいりません。
まっすぐに進むだけです。
☀️まとめ|異業種交流会は「人として覚えてもらう場所」
異業種交流会は、すぐに仕事が来る場所ではないけれど、自分の努力次第で「自分を覚えてもらえる」場所です。
開業初期に感じがちな孤独や不安を少しだけ和らげてくれる場でもあります。
合う人には、じわじわ効いてくるでしょう。
合わない人は、無理せずに自分のやり方を見つけていけばいいです。
それくらいの距離感がちょうどいいと思います。
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