「国民健康保険は高い!」「将来の年金が少なくて不安…」
そんなお悩みをもつ個人事業主やフリーランスの間で最近注目を集めているのが 「みん社保」や「社保の窓口」 といった新サービス。
これらは、マイクロ法人を設立せずに 厚生年金+健康保険に加入できる というものです。
この記事では、その仕組み・メリット・注意点をわかりやすく解説します。

👉結論:裏ワザではなく“別の入り口”
これらのサービスは、あなたを「協会の理事や従業員」として登録して、その法人の社会保険に加入させる仕組みです。
つまり、この制度の条件を満たす形を整えて 厚生年金+健康保険に加入する合法的な方法。
マイクロ法人を立ち上げる手間を省いて、社会保険の恩恵を得ることを目的としています。
🛡️フリーランスの一般的な保険制度
通常、個人事業主やフリーランスのみなさんは以下の2つに加入します。
- 国民健康保険
- 国民年金(基礎年金)
⤵️デメリット
- 所得が増えると国民健康保険料も上がる
- 国民年金の将来受取額は、会社員と比べると少ない
- 扶養制度が弱く、家族全員分の保険料負担が発生
🏢これまでは「マイクロ法人」で対応していた
これまでは「自分で法人を設立」して、そこに自分を役員として所属させるのが一般的な節税方法でした。
⤴️メリット
- 厚生年金加入による将来の年金UP
- 扶養家族の保険料を軽減できる
- 法人格による社会的信用が上がる
⤵️デメリット
- 設立・維持コストが高い(登録免許税・登記費用・税理士報酬など)
- 形式だけの会社だと否認リスクあり
🤖「みん社保」「社保の窓口」の仕組み
これらのサービスは、あなたを法人や社団法人の理事・従業員として登録して、社会保険に加入 させます。
| サービス名 | 主な特徴 | 
|---|---|
| みん社保 | 一般社団法人の理事として登録。扶養・厚生年金もOK。報酬設定に基づき加入。 | 
| 社保の窓口 | 個人事業主・フリーランスが対象。月額約4万円で健康保険+厚生年金加入可。家族扶養も可能。 | 
| 全国個人事業主連合会など | 団体の非常勤理事として報酬を得る形式。業種を問わず参加できる。 | 
✌️節税になる理由
- 国民保険は所得比例で高額化
 → 売上が増えると毎年保険料が跳ね上がる。それに比べ⬇️
- 厚生年金+健康保険は報酬ベース
 → 標準報酬月額に応じて保険料をコントロールできる。
- 扶養の仕組みが使える
 → 配偶者・子どもを被扶養者に入れることで、家族の保険料が0円に。
- 年金受給額が増える
 → 国民年金よりも老後の受給額が多くなる傾向。
⚠️注意点・リスク
- 実態のない名義貸しはNG
 → 本当にその団体で業務を行って報酬を得ている実態が必要です。
- 標準報酬が不自然だと否認リスク
 → 極端に安い設定は要注意。
- 税務・年金の整合性が複雑化
 → 本業との線引きが必要。
- 制度変更リスク
 → 国が監視を強化する可能性があるため、常に最新情報を確認すること。
📈利用者の口コミ
- 「年間120万円→45万円に社会保険料が下がった」
- 「配偶者を扶養に入れて家計が安定した」
- 「厚生年金加入で老後への安心感を得た」
- 「住宅ローン審査で“会社員”扱いになって通った」
よくあるQ&A
Q1. 違法じゃないの?
A1. 各サービスは「制度に基づく合法的なサポート」と説明。ただし実態がないと否認リスクがあり。
Q2. 月いくらくらい?
A2. 目安は月額4万円前後(家族含む)。ただし、世帯構成や所得で変わります。
Q3. 家族も扶養できる?
A3. 配偶者・子どもも被扶養者として保険料負担なしで加入できる。
Q4. やめられる?
A4. 1〜2か月前の連絡で退会可能。違約金なしのサービスが多い。
Q5. チェックされたら?
A5. 実態のない加入は否認・追徴リスクが。報酬・業務内容を明確に。
✅加入前に確認するポイント
- その法人で何の業務をするか確認すること
- 報酬額と標準報酬月額を事前にチェックすべし
- 扶養の範囲(配偶者・子ども)を明確に
- 退会ルールと違約金の有無を確認
- 税理士・社労士に税務面での確認を取る
📕まとめ
フリーランスや個人事業主がマイクロ法人を設立せずに、厚生年金+健康保険に加入できる仕組みがぞくぞくと登場しています。
「みん社保」や「社保の窓口」はその代表例です。
メリット
- 国保・国民年金より負担が軽くなる可能性が
- 家族を扶養に入れて保険料0円
- 将来の年金受給額UP
注意点
- 実態のない名義貸しは危険
- 制度変更・監査リスクは常に意識する
節税目的だけで飛びつかずに「自分の世帯に本当に合うか」を冷静に判断することがポイントです。
今回テーマは、ひとり親・自営業者の私にとっても切実です。
次回の記事で、試算表作って読者の方に“節税予想”を共有していきます。
💡次回予告:第2弾記事テーマ
「実際いくら変わる?みん社保・マイクロ法人・国保を金額で比較」
→ 試算表+シミュレーションでわかりやすく紹介予定!

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