はじめに:保険は絶対売らない、保険業界経験ありのファイナンシャルプランナーが語る“本音”
保険を絶対売らないファイナンシャルプランナー(以下FP)ことラスコルです。
今回は、保険で資産運用できるとうたわれている『ユニットリンク』についてぶっちゃけます。
この商品、ハッキリ言っておすすめしません。理由はかんたん。
✅ 高すぎる手数料
✅ 契約内容が複雑で分かりにくい
✅ 保険と投資を無理にまぜた中途半端な保険
保険を絶対売らないFPとして、そして保険業界を知っているからこそ、「これはアカン商品」と言い切れます。
そうはいっても、実際加入されていらっしゃる人は不安になりますよね。これってどういう仕組み?と聞かれても、理解しにくいのがこの商品の特徴なのです。
この記事では、ユニットリンクの解説となぜダメなのか、オススメの資産運用についてお話しします。
↓FP(ファイナンシャルプランナー)がどのようなことをしているかは以下をご覧ください。
ユニットリンクとは?ざっくり解説
ユニットリンクは、アクサ生命が出している変額保険の一種。
「死亡保障+投資信託の運用」をセットにした“なんちゃって資産運用保険”です。
- 毎月の保険料の一部が“特別勘定”で運用される(=投資信託)
- 万一の際に一定の死亡保障がある(薄い保障)
- 将来の受取金額は運用成績次第(元本保証なし)
効率よくお金が増えて+保障もあって、なんて手厚い保険だと思われますが、その実態は手数料まみれのハイリスクおばけ商品です。
🦁両学長の言葉が刺さる:「毒キノコ🍄やで」
お金の教育で有名な『両学長(リベ大)』もユニットリンクについてこのように語っています。
✅ 「ぼったくりの投資信託」+「うっす〜い生命保険」=毒キノコ🍄
✅ 「保険は保険、投資は投資。混ぜるな危険!」
✅ 「貯蓄型保険は、みんなを“貧乏谷”に連れていく」引用:「両学長 リベラルアーツ大学」
正直、FP目線でもまったく同感です。
🔍 ユニットリンクがダメな3つの理由
① 手数料がとにかく高すぎる
初年度は支払った保険料の約90%が手数料に消えるケースも。
↓ユニットリンク等の貯蓄型保険の手数料を公開しています。
例:
月3万円の契約 → 年36万円
→ うち33万円が手数料で消える例も
保険会社は、どのような費用がかかるかを顧客に公開してません。
👉 年トータルで3〜4%以上の手数料もあたりまえ。
② 保険と投資の“悪魔の合体👿”
- 投資と保障の両立をうたうが、どちらも中途半端
- 投資としては高コスト・投資内容が不透明
- 保険としては保障内容が薄すぎ
両学長🦁も言う通り:
「混ぜるな危険」保険と投資は分けるのが鉄則! (引用:両学長 リベラルアーツ大学)
③ 説明があいまい&保険の仕組みが難解
- 保険営業マンも中身を理解しないで営業している
- パンフレットはふんわりしていて中身が見えない
- 解約リスク・手数料が顧客には全く説明されない
👉 結果として、保険の内容がよくわからないけど契約させられた人があとを絶たないのです。
✅ 公平なFPラスコルがオススメするお金の正しい置き場所
目的 | 正しい選択肢 |
---|---|
保険 | 掛け捨て保険(収入保障保険か定期保険) |
投資 | ネット証券でS&P500やオルカン インデックス投資 |
貯蓄 | 生活防衛資金を貯める 安心を求めるなら国債 |
「資産形成は透明性がある投資を利用する。
保険は必要なリスクにだけ最小限の保障を。」
これが公平なFPとしての提案です。
🧠 もしすでに契約しているなら…
人はいままで支払ってきたものに対して解約することを躊躇します(サンクコストの原則)。ましてや、満期前に解約すると損失が出るといったらなおさらですよね。それがこういった貯蓄型保険の闇です。
こうむった損失は返ってきません。損失は諦めてすぐに解約をして、その解約返戻金をわたしたちのお金を増やしてくれる良好な投資商品に向けるのが正しい選択だと思います。(ただし、投資商品は元本を保障してくれるものではありませんのでご了承ください。)
不安なら、保険の代理店をしていないFPや第三者機関に相談するのも一つの手段です。
✊ 最後に:わたしは読者側のFP!
FP資格があっても、保険は売りません。(FP資格者のほとんどが保険関係の人です😅)
わたしが伝えたいのは、「自分の資産は自分で守る」ことです。
- 金融機関の“おすすめ”に騙されるな
- 保険屋の営業トークに気をつけろ
- 自分の大切なお金は、“自分がわかる商品”で守れ!
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