【金融商品を売らない公正なFP 第4話】おじさんでも間に合う!新NISAで始めるシンプル投資──S&P500とオルカンの2択があればよし!

お金・手続き・相続

✅ はじめに:40代からでも、逆転できる制度がある。それが新NISA!

こんにちは、金融商品を売らない公正なファイナンシャルプランナー(以下、FP)ラスコルです。

「新NISA?もう若くないので今さら投資なんてしない」「リスクを取ってどうするの?現金持っていればいいでしょ」と思ってる人いらっしゃいませんか?


今さらではなくて、今からなのです。

また、現金の価値が下がって100円で買えたものが、200円になってもあなたは平気でいられますか?

✅ この記事を読めば

  • 老後不安(お金に関すること)がひとつ消える
  • 国や他人に頼るのではなく「自分で守る感覚」が育てられる
  • 家族への信頼につながるマネーリテラシーを身につけられる 

が学べます。ただし、「投資」はあくまで自己責任です。将来を見通すことは、どんな天才でもできません。あなたの「資産」を守るのはあなただけですから。

新NISAとは?ざっくり簡単に説明します

項目内容
非課税枠年間360万円(つみたて投資枠:120万+成長投資枠:240万)
非課税期間無期限(今のところ。将来は何が起きるかわかりません)
生涯の非課税枠合計1,800万円まで
再利用可能売却した分を枠として再利用できる

新NISAのポイントは「非課税」「枠を再利用できる」「無期限」=最強の個人投資制度!投資で得た利益に税金がかからないのだから。

✅投資で得た利益に税金がかかるのであって、投資に失敗して利益どころか損失がある場合は税金はかからないですよ。でも、せっかく投資して損したくないですよね。そういう方は、これからお話しする長期投資(インデックス投資)を考えてください。

↓金融庁の新NISAのWebサイトです。わかりやすく概要を説明してます。

NISAを知る:NISA特設ウェブサイト:金融庁
NISA(少額投資非課税制度)について学びましょう。

「そもそもインデックス投資って何?なぜこれが最適解なのか」

✅ インデックス投資とは?

インデックス投資とは、「市場全体の値動きに連動する投資」のこと。

たとえば:

  • 日経平均 → 日本を代表する225社の平均値
  • TOPIX → 東京証券取引所の全上場企業の平均的な動きを示す
  • S&P500 → 米国を代表する500社の株価指数

👉 インデックス投資は、この指数(インデックス)に連動するように投資するスタイルです。

✅ なんでそれがいいのか?

✅ ① 分散が効いてる=1社倒れても全体でカバーできる

S&P500なら、Apple・マイクロソフト・コカコーラ・P&Gなど500社に一括投資。
1社に集中して投資するよりも分散して投資するので安定感がある。

✅ ② 手数料が安い=ムダが少ない

  • インデックスファンド:
     → eMAXIS Slim S&P500=購入時手数料¥0、信託報酬0.0814%(2025年8月現在)
     → 安いコストでアメリカの500社に運用できる!すばらしい。
  • アクティブファンド(ファンドマネージャーが市場平均(インデックス)を上回るリターンを目指して投資先を積極的に選ぶ投資信託です。) →購入時手数料2~3%、信託報酬1~2%                                  
コスト比較(年率)
項目eMAXIS Slim S&P500アクティブファンド平均
信託報酬(年率)0.0814%前後約1.5%が目安
購入時手数料0%(ノーロード)2~3%程度(かかる商品が多い)
信託報酬等コスト累計イメージ

※100万円投資した場合(概算、運用成果・複利・税は考慮してません

期間eMAXIS Slim S&P500 信託報酬累計アクティブファンド平均 信託報酬累計
1年0.0814%(814円)1.5%(15,000円)
10年0.814%(8,140円)15%(150,000円)
20年1.628%(16,280円)30%(300,000円)

このコストの違い、すごくないですか?それなのに「アクティブファンド」は「インデックスファンド」にほとんど勝てずに消えていくのですよ

✅ ③ プロのファンドマネージャーでも勝てない

アクティブファンド(個別株を売買して運用成績で勝とうとするファンド)は、
長期的には80%以上がインデックスに負けているというデータもあるくらいです。

👉 「誰も未来を読めない。ならば、マーケット全体を買っておけばいい」それが「インデックス投資」。

✅ ④ ほったらかしでOK=続けやすい

積立設定すれば、あとは放置でいいです。証券口座なんて見なくていいのです。
感情で売買することなし。
最強の“ズボラ投資”とはまさにこれのことです。

✅ ラスコル流たとえ話:「インデックスは“お弁当”や」

アクティブファンド=お弁当つくる人がレシピを調べて一から全部おかずを選んで詰める(手間がかかるのでコストが高い)
インデックスファンド=決まっているレシピのおかずが全部バランスよく詰めてられている(しかもコスト安い)

つまり、誰でも失敗しにくい、安定した投資方法がインデックスです。

✅ 注意点もあるけど、それでも一番最適解

  • 短期では上下する(暴落がもちろんある、市場は誰も読めない)
  • 元本保証ではない(投資する以上は覚悟が必要です、その覚悟がない方は国債を買いましょう
  • 長期で見れば右肩上がりの実績がある(インデックス投資は少なくとも15年以上の長期投資)
  • 「売らない勇気」があれば、ほぼ成功する(少し値が下がったといって売る人は絶対失敗しますので投資はしないようにしましょう)

✅ インデックス投資は、投資の“土台”

手数料で負けず、プロに騙されない
自分の将来を守るための一番シンプルで確実な方法です(ただし、長期で保有できる人だけ

だから、わたしはS&P500とオルカンしかオススメしません。

↓インデック投資を学びたい人は以下の書籍をオススメします。

✅ ラスコル流:シンプル投資はこの2本で十分

● eMAXIS Slim 全世界株式(オルカン)
● eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | eMAXIS(イーマクシス)
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の運用状況、基準価額および純資産総額の推移、ファンド概要・お知らせ・過去のレポートなどを掲載しています。
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) | eMAXIS(イーマクシス)
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)の運用状況、基準価額および純資産総額の推移、ファンド概要・お知らせ・過去のレポートなどを掲載しています。

eMAXIS Slimを選んでください。「Slim」がないものも存在します。ないものは手数料が高いです(特に銀行の窓口商品)

なぜオルカン?

  • 全世界の株式に分散投資されている。今はアメリカの割合が高いが、成長度合いによって割合は見直されるので安心。ほんとうの長期向け。
  • 信託報酬も0.05775%(2025年8月現在)。すごくないですか。
  • 投資初心者でなにも分からない、投資を勉強するよりやることがたくさんあるという人はコレ

なぜS&P500?

  • 米国企業500社に厳選投資されています。これからもアメリカが成長していくと思う人におすすめ。
  • 実績が長期で右肩上がりしてます
  • “迷ったらこれだけ”で、投資の8割勝てるといわれている

✅ よくある誤解をぶった斬る!

❌「もう若くないから意味ない」

→ ✅ あと20年生きるなら、20年分の運用効果が出る!

❌「今から積み立てても大した額にならん」

→ ✅ 毎月3万円積み立て×20年=720万円+複利運用で1,000万円超の可能性もあります

❌「リスクが怖い」

→ ✅ リスクをならすのが“積み立て×長期”になります。それよりインフレして現金の価値が下がる方が怖いです。

✅ ラスコルのリアル運用スタイル(読者と一緒に歩く)

  • 毎月自動積立(投資信託を買ってるだけ)
  • 売らない。ひたすら放置。証券口座見ない。

✅ まとめ:シンプルな投資こそ、オッサンの武器や

  • ありがたい。新NISAは最強の制度です
  • オルカン or S&P500 の長期毎月積み立てだけで十分
  • 市場の情報に振り回されず、コツコツ積み立てて未来を守りましょう

✨関連リンク(内部リンク)

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