40代後半、仕事に疲れて、父親としても余裕がなかった。そんな時に出会ったのがアドラー心理学を扱った『嫌われる勇気』。誰かに認められようとばかりしていた今までの自分の人生を見直した。
「自己受容」「承認欲求を手放す」「課題の分離」「他者貢献」
この4つのキーワードは、私の人生観を180度変えてくれた。
そして、この箴言をさまざまな悩みを抱える思春期の娘に伝えていきたいと思っている。でも、その前に自身のことを見つめ直す必要を感じた。
- 子どもを変えようとする前に、自分が変わること
- 完璧な父親より、「迷いながら考える大人」の姿を見せること
- 他人の期待を手放して、自分の役割を見つめ直すこと
「嫌われる勇気」は親子にこそ読んでほしい一冊です。
↓「嫌われる勇気」の概要がよくわかる。
👍そのままでいいんだよ(自己受容)
思春期になると、周りと自分を比べて「自分はダメ」「かわいくない」「できっこない」といった思いにとらわれることがある。(あ、でも劣等感はいつになってもつきまとうか。)
娘が鏡の前で立ち止まったり、ため息をついたり。「なんでこんなに自信ないの?」と聞いたら、彼女はぽつりと「だって、私なんか……」と呟いた。
「できるかどうかじゃない。『自分をどう受け入れるか』が大事なんだよ」
まずは、今の自分を認めること。欠点を含めて“自分”なんだと知ってほしい。
🍀人に認められたい、は悪いこと?(承認欲求)
誰かに「すごいね」と言われたい、認められたい。そんな承認欲求を持つのは自然です。でも、それに依存すると、自分の人生を他人に委ねることになる。
「あなたが何をしたいのか」が大切で、「どう思われるか」は後からついてくるよ。
娘がテストの点数に落ち込んでいたとき、「友達より下だった」と悔しそうにしていた。
「比べるなら、昨日の自分と比べようよ」
少しずつでも進んでいれば、それはもう素晴らしい成長。自信につながる。
🌏それは誰の課題?(課題の分離)
アドラー心理学のコア、「課題の分離」
『課題の分離』という考え方に出会ったとき、心がスッと軽くなった。
それまで私は、「相手にどう思われるか」ばかりを気にして生きていた。
でもそれは、“相手の課題”であって、私の課題ではない――。
この言葉が、長年の思い込みを溶かしてくれた。
たとえば、もし娘が学校で友達とトラブルになったとき、私は「解決してあげよう」とはしないだろう。
それはあなたの課題。私は応援するから、自分で考えてみよう」
親の役目は、見守り、信じること。そして、必要なときに手を差し伸べる準備をしておくことが大事。
☀️誰かのために生きるって、すごい(他者貢献)
「人にどう思われるか」よりも、「自分が誰かに何ができるか」を大切に。
仕事をすること、ブログを書くこと、さまざまな分野の勉強を続けること——すべてが誰かの支えになれば、自分の存在意義を感じられる。
「自分の居場所を探すんじゃない。誰かのために居場所を作るんだ」
✨まとめ:伝えたいのは、たった一つのこと
この本は「他人の期待から自由になるための本」だけれど、親子にこそ読んでほしい一冊。
嫌われる勇気とは、「自分を信じて生きる覚悟」。
私は父として、これからも娘と一緒にその覚悟を育てていきます。
「嫌われる勇気」に興味を持たれた方は、下記リンクをご覧ください。
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