■ 「認証メールが届かない」体験
SBI証券にログインする際には、あらたにデバイス認証が求められることになりました。その認証メールがなかなか届かない。その影響で取引や設定変更が進まないということが・・・。
認証コードがメールで送られてくる仕組みですが、メールが届かないとログインできない、そして取引タイミングを逃すことになりますので、利用者としては本当に不安です。
■ 2025年8月9日からの新方式
SBI証券は、2025年8月9日からデバイス認証の手順を大きく変更しました。
変更点
- 旧方式:メールで送られた認証コードを手入力して認証する
- 新方式:メールに記載されたURLから認証コード入力画面にアクセス
この変更によって、認証コードの入力画面は登録メール宛のURLからのみアクセス可能になり、偽サイトによるコード詐取(リアルタイムフィッシング)を防ぎやすくなるようです。
■ 新しい認証の流れ
- 新しいデバイスからSBI証券にログインする
- 認証画面で「Eメールを送信する」ボタンを押す
- 登録メールに届くURLを開く
- 表示された認証コードをメインサイトの画面に入力し、認証完了


認証コードメールが届かないとログインできません。しかもこの認証コード40秒以内に入力する必要があり、メールが遅延すると入力できませんので非常にやっかいです。
わたしは、もしものことが考えて、スマートフォンにSBI証券の「株」、「かんたん積立」のアプリを登録しました。スマートフォンアプリであれば、上記のややこしい認証手続きが必要ありません。

■ 多要素認証の必須化
2025年5月31日からSBI証券のログイン時に多要素認証(デバイス認証またはFIDO認証)が原則必須となっています。
さらに、2025年秋頃には「FIDO2(パスワードレス認証)」の導入が予定されており、今回の新方式はその導入までの中間的な強化策となるようです。
■ 実体験を通して感じたこと
私のように、メールが届かない場合は、迷惑メールフォルダや受信拒否設定の確認が必要です。
また、安定性の高いメールサービス(Gmail)に変更しておくと安心です。
今回の仕様変更により、セキュリティは確実に強化され、フィッシング詐欺への耐性が高まるようです。
『追記』 メールが届かなくなって10時間ほどたって再度メール送信したところ、認証パスワードが届きました。なんだったのでしょうか?
■ まとめ
- 2025年8月9日からSBI証券のデバイス認証はURL経由方式に変更された
- 偽サイト対策として、認証コードの安全性が向上したよう
- 将来的にはFIDO2によるパスワードレス認証も導入予定とのこと
- メールが届かない場合の事前対策(受信設定やメールサービスの見直し)は引き続き重要
安全でスムーズな取引環境のために、最新の認証方式を理解して事前準備を整えておきましょう。
↓SBI証券のサポートセンターの連絡先です。混雑状況を見ると証券口座申し込み窓口以外は混み合っているようです。お急ぎの方は、新規口座申し込みの窓口に連絡すればつながりやすいと思います。(企業の特徴で申し込み窓口は人員が多いのですが、クレーム窓口は人員が少ないのでつながりにくい・・・。)
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