哲学書というと、「抽象的でわかりづらい」「外国の書物であれば、翻訳がいまいち」と感じる方も多いのではないでしょうか?
でも、長い年月生きてきた哲学は「どう生きるか」「どう乗り越えるか」を考える、生き方のガイド。そして、現代を生きている私たちの心に響いてきます。
その中でも、ドイツの哲学者・ニーチェの言葉には、人を前に進める力があります。
今回は、白取春彦さんの『生き方はニーチェに聴け!』をもとに、ニーチェの名言を小学生でもわかるようにやさしく解説します。
この記事を読んでいただいて、いつの時代になっても先人たちの箴言は心にひびくことを体験していただればと思います。

第1章|ニーチェってどんな人?


ねえパパ、ニーチェってどんな人なの?

ニーチェは、ドイツの哲学者でとても頭が良かったけれど、ちょっと孤独な人だったんだ。最後は心の病いになってしまって、発狂したまま亡くなったと言われている

かわいそうだね…

でも、その前にすごくたくさんの“生き方のヒント”を残してくれたんだよ。彼の言葉は今でもたくさんの人を励ましてるんだ
第2章|ニーチェのやさしい名言とその意味
🐍「脱皮しない蛇は破滅する」

ヘビが脱皮しないとどうなるの?

古い皮のままだと成長できなくて、弱ってしまう。人も同じで、考え方や生き方を変えないと、心が固まってしまって前に進めなくなる

新しくなるってこと?

そうだね!時には“古い自分”を捨てて、新しく生まれ変わる勇気が必要なんだよ
💗「まずは自分を愛さなければ」

自分を愛するってどういうこと?

自分はダメだって思うんじゃなくて、“よくがんばってる”って自分を認めてあげることだよ。自分にやさしくして、応援してあげる。そうやって少しずつ前向きになっていけるんだよ
🎨「人間は何歳でも変われる。まるで粘土のように」

パパも変われるの?

もちろん!ニーチェは“人間は何歳でも、自分の思い通りに形を変えられる”って言ってるんだ。まるで粘土みたいに、なりたい自分になっていけるってことだよ

私はVtuberになりたい!

その気持ち、大事だね
🧠「天賦の才能がないといって悲観すべきではない」

私は頭よくないから勉強は無理だな…

それは違うね。ニーチェは“才能がないなら、学べばいい”って言ってる。何かを身につけるのに、特別な才能なんて必要ない。コツコツ積み重ねることが一番の才能だと言っている
第3章|ニーチェの哲学って何を言いたいの?

難しい言葉を使うけど、ニーチェは何を言いたかったの?

一言で言えば、“自分の人生を、自分で生きること”だよ。他人の目や常識に振り回されず、自分の意思で生きる。それを“超人”と呼んでた

超人って、キン肉マンのキャラ?

wwwちょっと違うけど、それくらい“強くて自由な存在”ってことかな。自分で自分を育てて、成長し続ける人のこと
第4章|ニーチェに興味が出てきたら…

他にもニーチェのことがわかる本ある?

ニーチェに興味が出たら、こんな本がおすすめだよ
📕『ツァラトゥストラはかく語りき』(ニーチェ著)原著
…やや難解、むずい
📕『生き方はニーチェに聴け!』(白取春彦)
…やさしい言葉でニーチェの思想を紹介。初心者向けです。
📕超訳こども「ニーチェのことば」(斎藤孝)
…小学生でも読める絵本風の一冊。親子で読むのに最適。
⭐️終わりに|ニーチェの言葉は、生き方の道しるべ
哲学は、特別な人のための学問ではありません。
生き方に悩んだとき、つまずいたとき、もう一度前を向きたいとき――ニーチェの言葉は、そんな私たちの心に火をともしてくれます。
「変わりたい」「もっと自分を好きになりたい」
そう思ったときは、ぜひニーチェの言葉を手にとってみてください。
難しくなんてありません。誰にでも届く、人生のヒントがきっと見つかるはずです。
🔖まとめ
- ニーチェは「どう生きるか」を真剣に考え続けた哲学者
- 名言はやさしく、人生の指針になります
- 「変われる」「自分を愛そう」と背中を押してくれる
- 子ども向けの本もあり。気軽に読める本を読もう
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