はじめに:50代は攻める前に守りを固める年代に
50代になると、子供の教育費・住宅ローン・親の通院や介護・自身の健康など複数のイベントが重なりやすくなります。
だからこそ増やす前にまず自身の資産を整えていくことが重要となります。
資産が整えば、不安が減っていき新たな学びや挑戦にエネルギーが回っていきます。

49歳のわたしは、これから子供の進学や親の介護、住宅ローンの返済などまだまだお金のかかり時が続きます。
💰家計を「3つの箱」に分けて、見える化する
まずは家計を、難しい管理ではなく3つの箱で整理します。
- ①生活維持費(守る):住居費・光熱費・通信費・保険・食費など
- ②将来準備(育てる):貯蓄・年金上乗せ・投資(新NISA/iDeCo等)
- ③楽しみ(使う):趣味・家族イベント・旅行・学びなど
ポイントは、②を増やす前に①を最適化することです。
ここで固定費を整えれば、毎月の余力が生まれてきます。
📱固定費の見直しは、効果が大きいものから手をつける

固定費見直しは、手をつける順番が大事です。
表の下にいくほど細かいので、上から順に潰していくのが効率的です。
| 優先 | 固定費カテゴリ | 見直しのコツ |
|---|---|---|
| 1 | 通信費(スマホ/ネット) | 「使ってないオプション」や「家族プランの最適化」見直し。格安SIMへ変更 |
| 2 | 生命保険 | ライフステージに合わせて必要な保障が変わります。更新型・重複保障を見直す |
| 3 | 住居費(住宅ローン/家賃) | 金利・借換・繰上返済は、現在の家計体力とセットで判断 |
| 4 | 車 | 任意保険・維持費・乗り方を見直すと固定費インパクト大 |
| 5 | サブスク | 月数百円〜数千円が積み上がると無意識の浪費になっていく |
※生活費の平均データの当てはめをするより大事なのは、「自分の家計の内訳」を確認すること。参考として家計調査の結果を確認してみてもいいかも。総務省統計局
固定費の見直しについては、⬇️の記事をご覧ください。



📈「ねんきん定期便」の内容を理解するだけで老後不安は小さくなる
50代の不安は、将来が見えないことから生まれます。
ご自身がもらえる年金は、ねんきん定期便で現状を把握ができます(50歳以上向けの見方ガイドも公式に公開されています)。
「年金定期便」ここだけ確認すればOK
- 加入期間:受給資格や見込みの土台となります
- 見込額(年額):将来のおおまかな基礎収入
- 公的年金シミュレーター:定期便の二次元コードから簡易試算ができる案内が掲載されています。
「老後資金は○千万円必要」みたいな話に心が揺れる前に、まずは自分がもらえる数字を把握することが最優先。

🏢新NISAとiDeCoは、増やす道具ではなく将来を整える仕組みにしていく
今回は、制度の骨格だけ押さえます。
新NISA(要点だけ)
- 2024年開始の制度で非課税保有限度額(総枠)1,800万円、うち成長投資枠は1,200万円が上限。
売却すると枠が翌年以降に復活(再利用)します。 - 年間投資枠は、一般に つみたて投資枠120万円+成長投資枠240万円=最大360万円 となります。
→ 投資は、そもそも一発逆転の考えよりも積み立てでブレない設計が向いているのです。
もちろん、50代も然りです。

iDeCo(制度変更は必ず一次情報を公式HPで確認しましょう)
iDeCoは改正が入りやすい領域です。
直近の改正・改正予定として、掛金上限の引き上げなどが解説されています(税制改正資料に基づく整理がある)。
👷仕事の再設計:収入は「職種」よりも資産化できるスキルで安定する

50代のキャリア積み上げは、20代、30代のように転職で動くよりもリスクを下げて選択肢を増やすのが勝ち筋となります。
スキル棚卸し(書くだけで効いてきます)
紙にこれだけ書き出します。
- あなたが今できること(実務経験)
- 人からよく褒められること(あなたの強み)
- いままでお金になったこと(積み上げた実績)
- これからも伸ばしていきたいこと(これからも興味を持てること)
ここから、収入の柱を2本にします。
柱A:いまの本業/主業を深掘りしていく
柱B:小さく始める副業/複業(複数の仕事を対等にこなす)

いきなり2本の柱で稼げるようにはなりません。
まずは、仕事として通る形に整えていくことから。
名刺やプロフィール、実績の見せ方まで含めて仕事となっていきます。
⤴️実践パート|30日で整える「50代で安心化のプラン」
Day1-7:見える化
- 家計を3つの箱(生活維持費・将来準備・楽しみ)に仕分ける
- 固定費を全部書き出す(通信・保険・住居・車・サブスク)
Day8-21:固定費の最適化
- 通信費:プラン再設計、格安SIM検討
- 生命保険・自動車保険:保障の重複・更新・保険に入る目的を確認する
- サブスク:解約 or 安くなる年払いへの見直し
Day22-30:将来の数字を掴む
- ねんきん定期便で将来の見込額を確認
- 公的年金シミュレーターで年金の簡易試算(案内あり)
- 新NISA/iDeCoは、制度の上限を確認して自分の積立可能額を決める
❓よくあるQ&A
Q1. 投資は怖い。まず何から?
A. 先にやるのは投資ではなく、固定費の最適化とローンを無くす、年金の見える化です。
Q2. 新NISAは満額を目指すべき?
A. 目指すのは満額ではなく、自分の家計で無理なく続く額を積み立てていくことです。
年間枠の数字は制度上の上限ですので、ご自身が投資できる金額を確認してください。
Q3. iDeCoは改正が多くてよく分からない。
A. まず自分の属性(働き方)を決めて、上限と扱いを確認するのが早いです。
掛金上限の引き上げなどの改正は、最新情報を確認しましょう。
☀️まとめ:50代は「整えた人」から自由になる
- 固定費を整えていく
- 将来もらえる年金額を見える化する
- 制度(新NISA/iDeCo)は、余力があれば使う
- 仕事は、スキルの資産化をして収入の柱を増やしていく
これで、50代での安心感が強くなります。
↩️次回予告(第3話へつなぐ文章)
第3話は人間関係の再設計。
50代は「付き合いの断捨離」も「つながりの再構築」も大事な分岐点です。
相談相手・仲間・家族との距離感を整えることが人生満足度の土台になります。
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