「空気を読む」「波風を立てない」「無難に生きる」
そんな選択を続けている中で、自身の本当の声を見失っていないだろうか?
岡本太郎の『自分の中に毒を持て』は、30年以上前に出版されたにもかかわらず、現代の生きづらさを見事に言い当てる一冊です。
本書が問いかけるのは、「本当に生きる」とは何か。
この記事では、本のエッセンスを整理しながら、私自身の禁酒体験を通しその教えをどのように実生活に生かしたのかをお伝えします。


💀「毒」とは敵ではなくて生きるエネルギー
岡本太郎の言う「毒」とは、怒りや不安、未熟さ、異質さといった普段避けがちな感情や特性のこと。
それを押し殺すのではなく、正面から受け止めて行動エネルギーに変えろ、と彼は説く。
自分のネガティブな面を否定するのではなく、「これも自分の力になる」と受け入れる。
⚠️安定よりも危険を選べ

人は本能的に「安定」を選びたがる。だが岡本は「楽な道を歩むことこそ最大の危険」と断じる。
危険な選択にこそ創造と歓喜が宿る。
私の体験:禁酒を始めたとき、最初は「飲んでいた方が楽」だった。でも、あえて苦しい道を選んだことで全く新しい朝の清々しさを知ることができた。
怖さや不安のある選択こそが自分を変える扉になると気づける。
😀苦しみを「毒」から「歓喜」に転換する
禁酒初期は正直つらかった。イライラもするし、孤独感もあった。
しかし、ある朝目覚めたときに頭は澄みわたり、体も軽くて心に余白があった。
「これが本当の朝なんだ」と気づいた瞬間、胸の奥から静かな歓びが湧き上がった。
それはまさに、岡本太郎が言う「毒を爆発させる」体験だった。
自分の苦しみを避けるのではなく、活かすことのより新しい歓喜に変えられると理解できる。
💪未熟でも行動せよ

岡本は「下手でもいい、まずはやれ」と言う。
禁酒に何度も挫折したが「今日一日だけやめる」と続けた先に100日を越える達成感があった。
完璧を求めず「小さな一歩」を積み重ねていけば、確実に未来は変わっていく。
🆓常識を疑うと自由になれる
「飲み会は断ってはいけない、飲みニュケーション、お酒は人付き合いに必要」といった常識に従っていた頃は、ただ周りに流されていただけ。
けれども、岡本が批判する「村人根性」から一歩外に出てみたら、自分基準で生きる自由が広がった。
「みんなやっているから」に縛られずに、自分の人生を選べる勇気が持てる。
✅まとめ
岡本太郎の『自分の中に毒を持て』は、現代人にこそ必要な“生きるための哲学”を突きつけてくる。
「毒」とは、怒りや不安、未熟さ、異質さ――それらを受け入れて爆発させることで、自分にしかない歓喜につながる。
この記事を読み終えたあなたに伝えたい。
「毒を持つ」とは、大きな挑戦や特別な才能のことじゃない。
👉 今日からできる小さな爆発でいい。
- いつもなら我慢する場面で正直に気持ちを言ってみる
- 毎日と同じ道を今日は少し変えて歩いてみる
- 「やってみたい」と思ったことに5分だけでも手をつけてみる
大切なのは、未熟でも下手でも、とにかく行動すること。
岡本太郎の言葉を借りれば――
「生きるとは爆発だ」。
その爆発は大げさなものでなくていい。
あなたの小さな一歩が歓喜への扉を開くのだ。
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