哲学書を読んだあと、ふと浮かんだ漫画の登場人物。
最近、ストア派哲学者エピクテトスの本を読みながら思い出したのは、「北斗の拳」の雲のジュウザでした。
彼は、拳ではなく“生き様”で戦った男です。
愛と自由のために命を燃やしたその生き方は、現代にも通じる哲学だった——。
この記事は、漢である「北斗の拳」の登場人物 五車星 雲のジュウザが好きなだけで書きました。
この記事を読んで、「北斗の拳」を読んだことがない人で興味を持たれた方は、ぜひ原作とアニメをご覧ください。きっと、感動するでしょう。
1. ジューザとは何者か?自由人か覚悟の男か
「おれは雲!気ままに流れる雲さ……」
北斗の拳屈指の名セリフを残し、風のように散った男——それが雲のジュウザ。
- 放蕩三昧の自由人
- 群れを嫌い、誰にも縛られずに生きた男
- だがその本質は、誰よりも熱く、誰よりも愛深き男だった
↓ジュウザです。
2. 拳王ラオウとの戦いは“拳”ではなく“意志”だった
ユリアを見たその瞬間、ジュウザは変わった。
自由気ままな男が、使命を背負い、ラオウに挑みます。
「拳王ラオウを止める。それが五車星としての責務……!」
勝ち目のない戦いだとわかっていても、
彼は逃げなかった。折れなかった。迷わなかった。
拳王ラオウの前に、拳ではなく“生き様”を突きつけたのです。
3. アドラー&エピクテトスとの共通点
ジュウザは“自由に生きる”とは何かを体現してくれます。
◼️アドラー心理学と共鳴:
- 他者の期待には従わず、自分の課題を貫く姿
- 愛する人のために自らの人生を使い切る勇気
✨関連リンク(内部リンク)

◼️エピクテトスのストア哲学とも一致:
- 自分でコントロールできること(権内)に全力を注ぐ姿
- 運命を受け入れ、それでも抗うその姿勢
✨関連リンク(内部リンク)

「愛する人のために命を投げ打つ」
——それは古今東西、すべての哲学を超えた、真の“自由”の選択だったのです。
4. 現代人がジュウザから学べる“自由”の本質
現代の自由は、“選択肢が多いこと”と勘違いされがちです。
だがジュウザが示したのは、「自分の意志で選ぶ強さ」だった。これ大事です。
- 「自由」とは気ままに生きることじゃない
- 愛のために覚悟を決めたジュウザこそ、本物の自由人だった
5. 「自由」とは流されることではなく、選び取ること
↓ジュウザが倒れたシーンです。
ジュウザの最後のシーン。(感動で涙が止まらない。)
血を流しながら倒れたその場所から、空へと雲が浮かび上がった。
「血から雲へ」——それは“放浪から覚悟へ”変わったジュウザの魂の象徴。
小学生の頃、TVで初めてあのシーンを見た衝撃は、今も忘れません。
ユリアを守り抜いたその姿は、ずっと心に残っている“自由の象徴”です。
6. まとめ:ジュウザという漢に、一生リスペクト
「あなたを失う悲しみ」
「五車星としての責務」
「自由と愛を両立させた生き様」
どれをとっても、ジュウザはただの脇役ではない。
彼はケンシロウと並び、ラオウに認められた数少ない“漢”だった。
しかもラオウの愛馬・黒王号(コクオウ)が認めたのは、
ケンシロウとジュウザのみ。
——これが、どれだけ“魂の器”を示しているか。
勝負着のオレンジと黄色のカラーリング、
それすらも、彼の陽のエネルギーと自由な心を象徴していると思うのです。
🧡エピローグ
今でも思う。
ジュウザのように生きたい、と。
自分で選び、自分で決めて、
愛する人のために力を尽くして、
そして雲のように風に乗って去っていく。(しんみりします)
ジューザは拳ではなく、“生き様”でラオウを殴った。
だからこそ、彼は一生忘れられない“漢”なのだ。
熱くなりたいならこの曲を聴け!「Silent Survivor」
北斗の拳のオープニングテーマ
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