「無理して付き合わない。それが人生の結論。」小池一夫さんが教えてくれたこと【第1話】

自己啓発・習慣術

「人間関係に疲れた」「頑張りすぎてしんどい」と思っている、日々忙しい日々を送っているあなた。
私もそんな風に感じたとき、ふと開いた一冊の本に救われました。
それが、小池一夫さんの『人生の結論』です。

派手な成功論でも、キラキラした自己啓発でもありません。けれども、読んだあと心にじんわりと温かい光がともるような本です。


この記事では、小池一夫さんの人物像とともに『人生の結論』から得られる人生の知恵を紹介していきます。

小池一夫さんってどんな人?

小池一夫(こいけ・かずお)さんは、漫画原作者・脚本家・作家・演出家など、マルチな才能を持つ人物でした。
代表作は、あの『子連れ狼』『修羅雪姫』『クライングフリーマン』などがあり、劇画ブームを牽引した立役者でもあります。

また、晩年はTwitter(現X)でも大きな注目を集めて、優しくユーモアのある言葉で多くの人を励まし人生の達人としても知られていました。

晩年のツイートには、自身の人生経験からにじみ出る深い優しさと哲学があり、それを一冊にまとめたのが『人生の結論』です。

https://x.com/koikekasuo

小池一夫さんが教えてくれたこと【第1話】

(ある日、いつもの朝。コーヒー片手にため息をつく私。)

ラスコル
ラスコル

なんか、最近疲れる。人間関係もしんどい。嫌われたくないから人に合わせちゃうし。

先生
先生

若者よ、それは“エネルギー泥棒”に吸われておるな。

ラスコル
ラスコル

……誰!?

先生
先生

わたしは、人生の向こう側から君にアドバイスしている人生の先輩だよ。

ラスコル
ラスコル

「えー、小池一夫さん!? まさかあの『子連れ狼』の!?

先生
先生

そうそう。でも、今日は人生を語りに来た。」

🧠 Lesson 1:「無理して付き合うな」

先生
先生

いいか、人間関係でいちばん大切なのは“距離感”だよ。
誰にでも優しくしようとするな。無理に付き合おうとするな。疲れて当然。

ラスコル
ラスコル

でも、角が立ちません?無視とか冷たいとか思われるのでは・・

先生
先生

無視するのではない“自分を守る距離”をとるんだよ。“エネルギー泥棒”とは少し距離を置く。それでいい。

ラスコル
ラスコル

エネルギー泥棒……確かに、話すたびにぐったりする人いるな。

先生
先生

そういう人に気を使って君の心が削られるなら、それは“不健康な優しさ”だよ

🔄 減点法ではなく、加点法で人と接しなさい

先生
先生

あともう一つ。人間関係のコツは、“加点法”で人を見ること。

ラスコル
ラスコル

加点法?

先生
先生

欠点を探す“減点法”じゃなくて、いいところを見つけていく“加点法”で人と接すると
人生がずいぶん楽になる。

ラスコル
ラスコル

確かに……最初から完璧な人なんていないですもんね。

先生
先生

そう。君だってそうだろう? 完璧じゃないががんばっている。
それを認めてくれる人がいたら嬉しいだろ?

ラスコル
ラスコル

(うぅ……泣きそう)先生……なんか心が軽くなりました。

先生
先生

それが人生の結論の第一歩だよ、若者。

💡 今日のまとめ

📌無理な人間関係は切っていい!
📌 距離をとることは“冷たい”んじゃなく“自分を守る知恵”
📌 人は“減点”じゃなく“加点”で見るとうまくいく

「人間関係に疲れた」「いい人を演じすぎてしんどい」
そんなときは、小池一夫さんの声に耳を澄ませてみてください。
あなたの心の中に、小さな「結論」が芽生えてくるかもしれません。

🐘 次回予告

「自分を好きになるって、そんなに大事か?」
天の声・小池さんが語る“自分との付き合い方”とは?

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