ChatGPTなどの生成AIを利用して、調べ物をしたり相談したりするのは便利ですよね。ただし、そんなAIも「もっともらしいウソ」を平気で言うことがあります。
私もChatGPTを使用していると「なんか矛盾したことを言ってるな」「本当にこの数字になるのかな」「なんか聞いたことのない機関の出典がでてるな」などなど不信に思ったことが何回もあります。そういった時は、「これ本当?」と聞き直してます。
この現象をハルシネーション(hallucination)と呼び、数字や事実を間違えて教えたり、存在しない情報を勝手に作ってしまうこともあります。
この記事では、CHATGPTがつくウソの4つの典型パターンと間違いを防ぐためにどう質問するのかのテンプレート5選を紹介します。
💡 この記事を読めば
- AIからの情報精度を高められる → AIの間違いを減らして正確な情報を得られる
- 時間の無駄を防ぐ → 間違った答えを調べ直す手間が減る
- 安心して仕事にAIを使える → 資料作成や調査でも信頼性が担保できる
- 質問力が上がる → AIだけでなく人間相手の質問も的確にできるように
🎯 ChatGPTのウソ(ハルシネーション)の種類マップ
🟥 ① 存在しない情報を作る
📊 実在しない団体名や統計をもっともらしく提示してくる
💡 見抜くコツ:団体名や統計を検索して実際に存在するかを確認する
🟨 ② 条件を満たさない答え
📜 質問した内容を無視してそれに近い情報で答える
💡 見抜くコツ:質問した内容を繰り返して、分からないなら分からないと答えさせる
🟦 ③ 計算間違いを隠す
✖️ 途中の公式などを省いて間違った答えを出す
💡 見抜くコツ:途中の公式を全部出させて自分でも確認する
🟩 ④ 後付けの理由を作る
💬 最初の答えを正当化するため後から理由を作りだす
💡 見抜くコツ:答えと理由を最初からセットで提示させる
🛡 GPTのウソを防ぐ質問テンプレ5選
- 「条件をすべて満たした上で答えてください」
→ 条件抜けの誤答を減らせる - 「不明な場合は『不明』と答えてください」
→ 無理に作り話をさせない防止策 - 「計算の途中式をすべて出してください」
→ 数字系のミスを見抜くのに必須です - 「出典や根拠を提示してください」
→ 架空の団体や統計を見破るきっかけに - 「同じ質問に別の角度から答えてください」
→ 矛盾やブレを発見できます
まとめ
ChatGPTのウソ(ハルシネーション)は、悪意ではなく情報不足や勝手な推測の結果です。
これをそのまま鵜呑みにすると、資料や記事の作成、判断にも大きな影響を与えます。
4つのパターンを知って、5つの質問テンプレートを使えば、GPTの精度と信頼性は大幅にアップします。
今日からAIにただ質問するのではなく、条件と検証を組み込んだ賢い質問で会話していきましょう。そうすれば、AIはより頼れる相棒になります。
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