金銭教育の大切さを教えるFP 第7話『10歳のうちに知っておきたい”お金の5つの使い道”』親子で学べる!失敗しないおこづかいの使い方

お金・手続き・相続

はじめに:お金の使い方は、一生のスキル

娘に初めて「おこづかいちょう」を渡したのは、小学3年生のとき。
そのときの質問がこれ。

娘

パパ、お金ってどうやって使うのがいいの?

この質問に答えるのは難しいですよね?

だいたい「大切に使いなさい」「ムダづかいしないように」と答えますよね。
FPの勉強をしていればこう答えることができます。

ラスコル
ラスコル

お金の使い道は、5つだけだよ

今回は、子どもが知っておきたい“お金の5つの使い道”と、親子でお金についてどう学べばよいかを紹介します。

✅ この記事を読めば

  • おこづかい教育の具体例がわかる
  • FP3級レベルの知識が自然と学べる
  • 親子で使える実践方法・声かけ例あり
  • お金に振り回されない習慣を育てられる

① お金の使い道は「5つだけ」

FP(ファイナンシャル・プランナー)の世界では、お金の使い方は次の5つに分けられます👇

1. 消費(生活に必要な支出)

例:ごはん、トイレットペーパー、歯医者の治療代など
▶生活に必要でないと困るもの

2. 浪費(ムダ・ひとときの楽しみ)

例:ゲームのガチャ、今すぐ食べたいお菓子、ついつい買ってしまったマンガ
▶あとで「買わなくてもよかったな」となることが

3. 投資(未来をよくする支出)

例:本、文房具、習いごと、英語のアプリ、体験イベント
未来の自分が喜ぶお金の使い方

4. 貯蓄(あとで使うために取っておく)

例:ほしいモノのために積み立てるお金、急な出費のための備え
▶目標のため、がまんする力も大事

5. 寄付・贈与(人のために使う)

例:募金、家族や友達へのプレゼント
▶「ありがとう」が返ってくる、幸せなお金の使い方

② おこづかいで“5つ”を教える方法

子どもに「5つに分けてね」と言っても最初はとまどいますよね。
私がやったのはこの方法です👇

🎨〈実践例〉おこづかいを色分けして袋にいれる!

  • 赤袋:消費
  • 青袋:浪費
  • 緑袋:投資
  • 黄袋:貯蓄
  • ピンク袋:寄付

100円を10円玉で10枚渡して
「どこに何枚入れる?」ってゲーム感覚でやってみた。

娘

今月はマンガ買いたいから浪費に7枚いれる

ラスコル
ラスコル

なるほど。じゃあ投資には入れないのね

あ、今月2枚入れるね

こんなやりとりをしながら、自分のお金の使い方が見えてくる。

③ FPラスコルのエピソード3選

🌟 その①「投資は地味だけども嬉しい」

長女が小学4年のときに「投資」のお金で英検の問題集を買った。
数ヶ月後、合格して「買ってよかった〜!」と満足そうだった。

▶ 「未来の自分が笑ってる使い方は最高だね

🌟 その②「浪費も大事だよね?」

ゲーセンでクレーンゲームを3回やって何も取れず。300円全部パー。
あとで本人言うには

「たのしかったから、いい浪費だね。」

それも立派なお金の使い方

▶ 浪費=悪ではない。自分が「満足感」を感じられたならOKです。

🌟 その③「寄付の嬉しさ」

次女が赤い羽根募金に100円入れたとき、
「募金が誰かのためになるんだって」と誇らしげに言ってた。

▶ 使って減るんじゃなくて、「渡して広がっていくお金」もある。

④ まとめ:親も一緒に「分類してみよう」

おこづかい教育は、「使わせない」ではなくて「考えさせること」が大切です。

家族でこんな話をするのもおすすめ👇

  • 今月のおこづかいは、どう使ったの?
  • 投資に何使ったの?
  • その浪費楽しかったかい?
  • 寄付してどんな気持ちになったの?

そして大人にもやってみてほしい。

「今月の出費はいくら?浪費はいくらだった?」
「投資にいくら使えた?」

子どもだけでなく、自分の金融リテラシーも一緒に磨かれますよ。

🎁 おまけ:お金の5分類クイズ!

このお金の使い道は?答え
図書カードで本を買った投資
ゲームアプリで課金した浪費
歯医者さんに行って治療費を払った消費
家族旅行の時のおみやげ代を積み立てた貯蓄
動物保護団体に募金した寄付・贈与

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