はじめに:お金の使い方は、一生のスキル
娘に初めて「おこづかいちょう」を渡したのは、小学3年生のとき。
そのときの質問がこれ。

パパ、お金ってどうやって使うのがいいの?
この質問に答えるのは難しいですよね?
だいたい「大切に使いなさい」「ムダづかいしないように」と答えますよね。
FPの勉強をしていればこう答えることができます。

お金の使い道は、5つだけだよ
今回は、子どもが知っておきたい“お金の5つの使い道”と、親子でお金についてどう学べばよいかを紹介します。
✅ この記事を読めば
- おこづかい教育の具体例がわかる
- FP3級レベルの知識が自然と学べる
- 親子で使える実践方法・声かけ例あり
- お金に振り回されない習慣を育てられる
① お金の使い道は「5つだけ」

FP(ファイナンシャル・プランナー)の世界では、お金の使い方は次の5つに分けられます👇
1. 消費(生活に必要な支出)
例:ごはん、トイレットペーパー、歯医者の治療代など
▶生活に必要でないと困るもの
2. 浪費(ムダ・ひとときの楽しみ)
例:ゲームのガチャ、今すぐ食べたいお菓子、ついつい買ってしまったマンガ
▶あとで「買わなくてもよかったな」となることが
3. 投資(未来をよくする支出)
例:本、文房具、習いごと、英語のアプリ、体験イベント
▶未来の自分が喜ぶお金の使い方
4. 貯蓄(あとで使うために取っておく)
例:ほしいモノのために積み立てるお金、急な出費のための備え
▶目標のため、がまんする力も大事
5. 寄付・贈与(人のために使う)
例:募金、家族や友達へのプレゼント
▶「ありがとう」が返ってくる、幸せなお金の使い方
② おこづかいで“5つ”を教える方法
子どもに「5つに分けてね」と言っても最初はとまどいますよね。
私がやったのはこの方法です👇
🎨〈実践例〉おこづかいを色分けして袋にいれる!
- 赤袋:消費
- 青袋:浪費
- 緑袋:投資
- 黄袋:貯蓄
- ピンク袋:寄付
100円を10円玉で10枚渡して
「どこに何枚入れる?」ってゲーム感覚でやってみた。

今月はマンガ買いたいから浪費に7枚いれる

なるほど。じゃあ投資には入れないのね

あ、今月2枚入れるね
こんなやりとりをしながら、自分のお金の使い方が見えてくる。
③ FPラスコルのエピソード3選

🌟 その①「投資は地味だけども嬉しい」
長女が小学4年のときに「投資」のお金で英検の問題集を買った。
数ヶ月後、合格して「買ってよかった〜!」と満足そうだった。
▶ 「未来の自分が笑ってる使い方は最高だね」
🌟 その②「浪費も大事だよね?」
ゲーセンでクレーンゲームを3回やって何も取れず。300円全部パー。
あとで本人言うには
「たのしかったから、いい浪費だね。」
それも立派なお金の使い方。
▶ 浪費=悪ではない。自分が「満足感」を感じられたならOKです。
🌟 その③「寄付の嬉しさ」
次女が赤い羽根募金に100円入れたとき、
「募金が誰かのためになるんだって」と誇らしげに言ってた。
▶ 使って減るんじゃなくて、「渡して広がっていくお金」もある。
④ まとめ:親も一緒に「分類してみよう」
おこづかい教育は、「使わせない」ではなくて「考えさせること」が大切です。
家族でこんな話をするのもおすすめ👇
- 今月のおこづかいは、どう使ったの?
- 投資に何使ったの?
- その浪費楽しかったかい?
- 寄付してどんな気持ちになったの?
そして大人にもやってみてほしい。
「今月の出費はいくら?浪費はいくらだった?」
「投資にいくら使えた?」
子どもだけでなく、自分の金融リテラシーも一緒に磨かれますよ。
🎁 おまけ:お金の5分類クイズ!
このお金の使い道は? | 答え |
---|---|
図書カードで本を買った | 投資 |
ゲームアプリで課金した | 浪費 |
歯医者さんに行って治療費を払った | 消費 |
家族旅行の時のおみやげ代を積み立てた | 貯蓄 |
動物保護団体に募金した | 寄付・贈与 |
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