「他人の目が気になる」「自分ではどうにもできないことに悩んでしまう」
——そんな時代にこそ、数千年前のストア派哲学者エピクテトスの言葉が心にしみます。
私はこの『エピクテトス 人生の授業』という本を3回読んでいます。読むたびに、今の自分に必要な教えが見つかるんです。
この記事では、「人生の授業」の魅力とストア派の生き方がどう現代に役立つのかがわかります。
この記事を読んで、自分ではどうにもできないことから離れて、自分にとって本当に大切なことに集中することを学んで頂ければと思います。

ストア派の哲学とは?そしてエピクテトスという人
ストア派とは、「理性」と「自然に従った生き方」を大切にする哲学です。
その中でもエピクテトスは、なんと奴隷出身の哲学者。
足に障害を負い、杖をついて歩いていたといいます。
主人に足をひねられ、「そのうち折れますよ」と淡々と答えたという逸話が残っているほど。
足を折られた後も、その境遇を恨むのではなく自分にできることに集中した。
貧しく、自由のない立場であっても、「心の自由」だけは誰にも奪われない。
彼の生き方そのものが、ストア派の実践そのものでした。
「権内」と「権外」を分けることから、すべてが始まる

この本の中でも何度も強調されるのが、私が大好きな以下の考え方です。
- 自分の意志・判断・行動 →「権内(自分でコントロールできること)」
- 他人の評価・天気・結果 →「権外(自分ではどうにもできないこと)」
つまり、自分でどうにかできることだけに集中しようという考え方。
たとえば…
- SNSでの「いいね」の数 → 権外
- 自分が丁寧に投稿したこと → 権内
- 相手がどう受け取るか → 権外
- 自分が誠実に伝えること → 権内
【実体験】私も他人の目ばかり気にして生きてきた
私はアラフィフ、二人の娘を育てる父親です。
若いころからずっと、「他人からどう見られるか」「評価されるか」に縛られて生きてきました。
でも、それってまさに「権外」ですよね。
この本を読んでから、少しずつこう考えるようになりました。
「評価されなくても、自分が良いと思うことをやればいい」
「できることに集中していれば、自然と結果はついてくる」
たとえば毎朝4時に起きて、筋トレをして、ブログを書き、読書をする。
この「積み重ね」は完全に自分の「権内」なんです。
他人がどう見るかは関係ない。自分との約束を守ることが、何よりの誇りになると、今は思えています。
幸も不幸も「感じ方」は自分次第☺️
もうひとつ大事な教えがこちらです。
「ものごと自体には価値はない。それをどう捉えるかが重要だ」
同じ出来事でも、
- 「最悪」と思えば最悪になるし、
- 「これで成長できる」と思えば、それはチャンスになる。
私は最近、大きな決断をして新しい道を模索中です。いろいろと不安もあります。
でも、これは「人生を変えるチャンス」と捉えるようにしています。
📕漫画入りで読みやすい!初心者にも優しい構成

「他人がどういう思いでその行動にいたったかを知らないで誰かの善悪を判断することはできないのじゃよ。」私の好きなページです。
この本がすごいのは、漫画と解説が交互に登場する構成です。
哲学書というと難しそうなイメージですが、これはかなりとっつきやすい!
- エピクテトスの言葉が「現代の悩める人」に置き換えて描かれている
- 実際のエピソードや心の葛藤が、漫画でリアルに伝わる
哲学初心者でも、すらすらと読めますよ。
まとめ:悩みを手放したいなら、一度は読んでほしい一冊
『エピクテトス 人生の授業』は、心の使い方の教科書です。
悩みや不安でいっぱいのとき、そっと肩の力を抜いてくれるような本。
- 自分でどうにかできることに集中する
- 他人の目や結果は、そもそも気にしなくていい
- 幸せも不幸も、自分の捉え方次第
私のように「生きづらさ」を感じてきた人にこそ、この本を読んでほしいです。
「生きるのがラクになる哲学」
それが、エピクテトスのストア派なのです。
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