
「自分が死んだあとどんな手続きが必要になるか。多くの人にとって、目を背けたくなる現実や。ただ、その苦しさから逃げんと、冷静に見つめて対処する姿勢を持てれば、ダーウィンくんみたいに自分の死後も家族を守れる力が身につくはずやで。」・・夢をかなえるゾウ4より出典
いつか、自分に死が訪れるなんてことは、誰もがわかってますよね。でも、それを実感して生きてる人ってほとんどいないのではないでしょうか?かくいう私もその一人。
でも、人生の半分を過ごしてきた今、避けては通れない「死」について考えることは必要です。
今回は、あの『夢をかなえるゾウ4』をきっかけに調べた 「人が亡くなったときにやらなければならない手続き」について、まとめていきます。
実は、死後の手続きって想像以上に多いんです。 申請しないともらえないお金もあれば、放置すると損する契約も。 知らないと損をすることだらけ。
そんな中で、今回は【申請/解約・返納/名義変更】の3つに分けて、 表形式でわかりやすく紹介します。この記事を読んでいただければ、どれだけ死後の手続きが大変かがわかります。
✒️人が死んだときに必要な手続き
【1. 申請すればもらえるお金💰】
申請しないともらえないので気を付けて✅
種類 | 受取先・条件 | 注意点 |
---|---|---|
生命保険金 | 保険会社(契約内容により) | 契約者・被保険者・受取人確認 |
団体弔慰金 | 勤務先・団体による | 勤務先に確認必須 |
死亡退職金 | 勤務先 | 相続税対象になることも |
簡易保険(かんぽ) | 郵便局 | 被保険者名義と受取人を確認 |
医療費控除の還付 | 税務署(確定申告) | 相続人が代行できる |
高額療養費の払い戻し | 健康保険組合など | 支給期限に注意 |
遺族年金(厚生・共済) | 年金事務所・共済組合 | 死亡届とともに申請 |
葬祭料・埋葬料 | 役所・健保組合 | 必要書類を事前に確認 |
団体信用生命保険(住宅) | 金融機関 | ローンが完済される場合あり |
クレジットカード死亡保障 | カード会社に確認 | 付帯保険内容に注意 |

葬祭料(国民健康保険加入者)は、自治体により3万から7万円もらえます(私の自治体は5万円でした)。埋葬料(社会保険加入者)は5万円が遺族に出ます。いずれも、申請しないともらえませんので気をつけて!!
【2. 解約・返納・届出すべきもの✏️】
解約しないと請求され続けるよ😤
種類 | 解約先・返納先 | 注意点 |
国家資格 | 各種登録機関 | 所属団体に確認 |
クレジットカード | 各カード会社 | 自動引き落としの停止も |
携帯電話 | 通信会社 | 解約しないと料金発生 |
貸金庫 | 金融機関 | 中身の確認と相続人同行要 |
運転免許証 | 警察署 | 返納が必要 |
パスポート | 返納義務はないが無効になる | 返納した方がトラブル防止 |
リース・レンタル契約 | 各業者 | 解約しないと費用発生 |
身分証明書(マイナンバー等) | 各機関 | 手元に残しておかない |
【3. 名義変更が必要なもの🫢】
忘れがちだけどやろうね😀
対象物 | 変更先 | 注意点 |
自動車・バイク | 陸運局、軽自動車協会 | 自動車保険も併せて変更 |
不動産(借家・所有物件) | 管理会社、法務局 | 相続登記の必要あり |
水道・電気・ガス・NHK | 各インフラ会社 | 未払いにならないように |
火災保険・家財保険 | 保険会社 | 被保険者を変更 |
株・債券・証券口座 | 証券会社 | 相続手続きが必要 |
ゴルフ会員権など | 各クラブなど | 名義変更料がかかる場合も |
借金 | 貸主(金融機関など) | 相続放棄の判断は早めに |
【4. よくある失敗例😭】

- 保険金の申請期限を過ぎて受け取れなかった
- クレジットカードを放置して引き落とし継続
- 貸金庫の存在を知らず、財産に気づけなかった
- 公共料金が未払いで督促が来た
- 相続放棄の期限(3ヶ月)を過ぎて借金を背負ってしまった
【5. 手続きを円滑に進めるために💪】
- 死亡届提出後、戸籍謄本・住民票除票は多めに取得
- 故人の情報リスト(通帳、証券、カード)を整理
- 手続きをチェックリスト化して抜け漏れ防止
まとめ👌
死後の手続きを整えておくことは、遺された人への最後の思いやり。
面倒だからと先送りせず、生きているうちに“未来の整理”を始めてみませんか?
この記事は、人生を前向きに生きるための備えとして、家族や大切な人にシェアしていただけると嬉しいです。
死については、家族とは話しにくいとは思います。特に、親にそんなこと言ったら怒りを買うことになるでしょうね。でも、今向き合わないと後悔することになります。
そのためにも、人が死んだらどれくらい手続きが大変か、遺された人の気持ち等を家族で共有しておくことが必要です。
次回(予定)は、死ぬ前に「事前にやっておくこと」を紹介します。
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