✅この記事でわかること
- 回避性パーソナリティ障害の特徴と原因(自分の傾向に気づける)
- 向いている仕事と環境(無理しない働き方のヒントになる)
- 星新一や著者のエピソード
- 私の体験談と、どう克服し人生を変えたか(再現可能な道筋)
- 自分らしく生きたい人への具体的なアドバイス
🤔生きづらさの正体に気づける本

岡田尊司さんの『生きるのが面倒くさい人』は、「批判が怖い」「自信がない」「人に頼ってばかり」といった悩みを抱える人に向けて、“回避性パーソナリティ障害”という概念をもとにして、
「なぜ生きづらいのか?」「どう生きたらいいのか?」を解きほぐしてくれる一冊です。
🧠回避性パーソナリティ障害とは何?
こんなことしてませんか?
- いつも自分を責めてしまい、他人の評価を気にしてしまう
- 失敗や恥を極度に恐れるあまり新しいことに踏み出せない
- 責任あることから逃げて、挑戦をすぐに先送りにしてしまう
- 自分の本音を他人の前では隠してしまう
これは、性格の問題ではなく「心の癖」であると述べてます。
🧳向いている仕事がある。無理に変わらなくていい
生きづらいなと感じる人は「自分は社会不適合者だ」と思いがちです。
いえ、そうではありません。
大事なのは、自分に合った働き方を選ぶことです。
本書でも紹介されていた「回避傾向の人に向いている仕事」を紹介します👇
向いている仕事 | 特徴 |
---|---|
データ入力・事務職 | 対人ストレスが少なくて、ルーチン作業で安心感がある |
ライター・クリエイター | 感受性や思考力を活かせて、自分のペースで進められる |
プログラマー・職人系 | 一人で没頭でき、成果で評価される |
研究職・士業(司法書士など) | 深く掘り下げる力が活かせる。コミュニケーションの強さより専門性重視 |
フリーランス・個人事業 | 自分の裁量で動ける。会議・上司ストレスなし |
👤偉人・星新一も「回避型」だった?
本書では、作家・星新一さんも回避性の傾向?があったと紹介されています。
- 幼少期の母との心の距離感
- 由緒ある家系のプレッシャー
- 本音を抑え込み、距離を取ることで身を守った
けれども、創作という形で社会との距離の取り方をご自身で選んだ。
自分らしい生き方で、結果として誰にも真似できない功績を残したのです。

星新一 - Wikipedia
👨⚕️著者・岡田尊司さん自身の話も
本書の冒頭には、岡田さんの高校生活後半から大学時代、20代と生きるのが面倒くさいと感じた時期の経験が述べられています。
そんな経験をもとに、現在は精神科医として共感と理解のある支援をされているそうです。
つまり、本書は経験者の言葉でもあるのです。
💬私の気づきと克服

以前の私も回避型の傾向が見られました。
- 他人に丸投げする
- 本音を隠して周囲に合わせる
- 自信がないくせにプライドだけ高い
- 何も決められないし、何も行動しない
でも、独りになって初めて「自分で決めて行動しないと何も変わらない」と気づきました。
そこから始めたのが…
- 筋トレ(身体と向き合う)
- ブログ(言葉で伝える挑戦)
- 読書(考える力)
- 英語勉強・タイピング(基礎力づくり)
- 禁酒(逃げを断つ)
これらを毎日継続しています。
「人生2度なし」を合言葉に、後悔しない生き方を目指しています。
🌱読者へのメッセージ:今からでも遅くない
- 「なんで自分だけ…」と苦しんでいる人へ
- 「逃げてばかりだった」と過去を責めてしまう人へ
- 「もう無理」と思っているあなたへ
回避性パーソナリティは、気づいて動けば自分を変えていけると思います。
そして、あなたの繊細さや思慮深さは、唯一無二の武器になるのではないでしょうか。
自分らしい生き方は、今からでも作れます。私がそうだったように。
✅まとめ
- 『生きるのが面倒くさい人』は、「回避性パーソナリティ」という生きづらさの正体を優しく教えてくれる本
- 無理に普通にならなくていいです。向いている仕事、生き方があります
- 他の人も同じような葛藤を乗り越えて自分らしく生きている
- 私自身も逃げていた人生を自立によって変え始めた
- 誰でも自分のペースで少しずつ「自分の人生」を取り戻せる
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