[独学 記述式抜きで合格圏内を目指せ]行政書士試験 過去問これ一冊のみやり込む

自己研鑽 資格取得

行政書士試験合格を目指している人で「試験範囲が広くて何をやっていいかわからない。」「いろいろなテキストや過去問があって何を選べばいいか分からない。」そんなお悩みを持つ人がいらっしゃると思います。

私は、令和5年の行政書士試験に会社勤め、独学、3ヶ月半で合格。3ヶ月半のうち3か月は過去問の反復学習のみに費やしました。時間がなかったので平日は5時間、休日は8時間が勉強時間です。

そこでこの記事では、3ヶ月で択一式のみで合格圏内を目指す勉強法と過去問テキスト選びを解説いたします。

この記事を読めば「独学で行政書士試験に合格する方法」がわかります。

私がした過去問勉強法を実践していただいて、読者が行政書士試験に合格できれば光栄です。ぜひご覧ください。

行政書士試験 記述式以外が占める割合

行政書士試験は300点満点です。そのうち記述式が60点を占めております。今回は、記述式抜きで合格を目指す方法を解説します。試験の概要等については行政書士試験研究センターの下記HPをご参照ください。

一般財団法人 行政書士試験研究センター
  • 五肢択一式(法令科目) 160点
  • 多肢選択式(法令科目) 24点
  • 基礎知識 56点
  • 合計 240点     法令科目は122点未満、基礎知識24点未満で足切りです。すなわち他の科目の点数が良くても不合格になります。
  • 合格点 180点   240点中180点を目指そう。
ラスコル
ラスコル

行政書士試験は、300点満点中180点 6割取れば合格します。なぜ、記述式を除いた科目で合格を目指すのか?それは記述式の採点基準が公開されていないこと、記述式以外の科目の出来次第で採点が厳しかったり、甘かったりするという不安定さからです。

大手予備校が試験日に合格速報を出します。ほぼ、解答は一緒ですので試験日の自己採点で記述式以外で180点取れていればほぼ合格です。

合格発表まで約2か月半待たされるよりも試験日にほぼ合格が実感できれば精神的にも安定しますよね。

今回は法令科目!!過去問で基礎を身につけよう!!

私のおすすめの過去問題集は1点のみです。

早稲田経営出版の 「合格革命 行政書士 肢別過去問集」

左ページが問題、右ページに解答と解説の構成となっており使いやすいです。1問1答形式ですのでスキマ時間を使っての勉強が可能ですので、仕事等でお忙しい人にはオススメです。

2700肢以上の問題が収録されています。基礎を身につけるのと同時に試験対策のオリジナル問題も解けるところも良い点です。

特に行政法は、試験で条文ベースの問題が出ますので正確な知識が求められます。その正確な知識を身に付けるには肢別過去問集の反復が適していると思います。

私の3か月の勉強法ですが、8月1日から10月31日まで肢別過去問集を毎日解きました。その間に基本書を1回読みましたが、基本書はその後はサブテキストでほぼ肢別過去問集のみに専念してます。その利用の方法が下記のとおりです。

  • 肢別過去問集を1週間で全部回す。8月1日から10月31日までに14回転できます。
  • 最初のページから順番に過去問を解くのではなく、毎日各単元を決めたページ解く。
  • 憲法 全119ページ ➗ 1週間(7日)🟰17ページ(1日のノルマ)
  • 行政法 全385ページ ➗ 1週間(7日)🟰55ページ(1日のノルマ)
  • 民法 全343ページ ➗1週間(7日)🟰49ページ(1日のノルマ)
  • 商法(会社法)全75ページ ➗1週間(7日)🟰約11ページ(1日のノルマ)
  • 基礎法学等 全37ページ ➗1週間(7日)🟰約5ページ(1日のノルマ)

1日の過去問ノルマは137ページです。これを毎日続けました。全部の科目を均等に回せますので1科目を何ヶ月でやってまた戻るより記憶の定着に優れてます。

最初は、1日の過去問ノルマを解くのに時間がかかると思いますが、慣れてくると4時間ほどあれば全部回せます。

ラスコル
ラスコル

肢別過去問集の優れているところは、一般の過去問集が、下記のように5肢から1つの正解を導かせるのに対し

Screenshot

①5肢をバラバラにしているので各論点にまとめられていることです。

②5肢を一緒にする問題集は解いていくうちに正解番号を覚えてしまいます。法律を勉強することは暗記ではありません。特に広い範囲の行政法は暗記だけでは対応できず、法令等を読む力が必要となります。その力をつけるには肢別過去問集が優れていると思います。

下記は私が使っていた肢別問題集です。1問問題を解いて答え合わせ。間違っていたら赤ペンで左側チェックボックスにチェック、正解は黒チェックする。直前期は、赤ペンでチェックして何回も間違えた問題を解いていました

右上の①は行政法の1日目のノルマの最終ページ。これが終わると次の民法のノルマに移る。そして次は商法(会社法)へとの繰り返し。

1週間の勉強時間

平日 朝3時起床。肢別問題集を3時間。                                       通勤 昼休憩1時間 肢別問題集を1時間。                                  帰宅後、20時から肢別問題集を1時間。

休日 朝3時起床。肢別問題集を3時間。                                   午前中 肢別問題集を2時間。                                           午後 肢別問題集3時間。

これが8月1日から10月31日までの勉強スタイルです。

11月からは一気に記述式、基礎知識へシフトチェンジしました。これらの勉強法は、後日更新します。

まとめ

  • 行政書士試験では、記述式以外の問題で240点中180点を目指す
  • 記述式の問題対策も大切だが、添削基準等不明で安定した得点が取れるとは限らないので、択一等に力をそそぐ。
  • 過去問題集は、「早稲田経営出版の合格革命 行政書士 肢別過去問集」がおすすめ。
  • 過去問集を毎日やる。基本書はサブテキストとして使用する。
  • 憲法、行政法、民法、商法(会社法)、基礎法学等を毎日決めたページやる。

今回は、行政書士試験を独学で短期間合格する秘訣である過去問題集の選択と勉強法を解説しました。これを参考に試験合格を手に入れて頂ければ光栄です。

✨次回予告 過去問題集以外のテキスト等の紹介

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