家計管理や資金管理において、銀行は「好き嫌い」ではなく機能と安定性で選ぶべきです。
私は、住信SBIネット銀行をメインバンクとして目的別口座や定額自動振り込みなどの機能を活用して、家計・事業資金の管理を行ってきました。
そんな中、同銀行の体制変更および将来的な名称変更の発表。
この記事では、感情的な評価を避けて
- 住信SBIネット銀行の何が評価できたのか
- ドコモの連結子会社になって何に違和感を覚えたのか
- 今後利用者はどう向き合うべきか
を公正なFP目線で整理していきます。


🏦住信SBIネット銀行をメインバンクにしていた理由(機能面)
① 目的別口座の使いやすさ
- 生活費
- 貯蓄(子供の教育資金、旅行費用など)
- 税金・固定費
- 事業用資金
といった目的別に管理できる点は、家計管理・資金繰りの面で非常に優秀です。
② 定額自動振り込みの価値
毎月決まった日に決まった金額を自動で指定の口座へ移動してくれる。
✔ 貯蓄の自動化
✔ 支払い忘れ防止
✔ 意思決定コストの削減という点でFP視点でも理想的な仕組みです。
③ 入金・振替のシンプルさ
条件が複雑でなく、住信SBIネット銀行単体で完結する使いやすさが保たれています。
😖今回の名称変更で感じた「残念さ」の正体

ここで強調しておきたいのは、不満=即時の不利益ではないという点です。
変わらない点
- 口座番号
- 支店番号
- 振込・引落などの基本機能
それでも違和感を覚えた理由
それは、銀行の性格が変わる可能性を感じたからです。
これまでの住信SBIネット銀行は
- 特定の経済圏に強く依存しない
- 機能をシンプルに提供する
という「中立性」が魅力でした。
2026年8月3日よりNTTドコモの名前が銀行名に含まれることで、通信・ポイント連携を軸とした設計が強まる可能性があります。
✔ 利便性の向上につながる人もいる
✔ 条件管理が煩雑と感じる人もいる
評価が分かれる変化です。
🤝公正なFPとして考える「銀行との付き合い方」
銀行選びで重要なのは、どこが正しいかではなく自分の目的に合っているかです。
銀行口座は1つでよい。しかもネットバンク1択。
給与受取り・固定費の引落し・貯蓄・管理、これらは住信SBIネット銀行だけで今まで十分管理できました。
銀行口座は、管理の煩わしさや解約のめんどくささを考えても1つの口座を持てば十分です(事業用は除く)。
しかも、窓口やATMに並んだり、振り込み手数料がかかる大手銀行よりもネットバンクが圧倒的に優れています。

私は、今回の件で状況を見ながら楽天銀行に役割分担の変更を検討する予定です。

🇨🇭利用者としての結論(中立的整理)
- 現時点で大きな不利益はない
- ただし、銀行の方向性は変わる可能性がある
- 機能重視で選んできた人ほど違和感を覚えやすい
- 銀行は「信頼」と「距離感」が重要
今回の変更は、メインバンクを見直す良いタイミングとも言えます。
❓よくありそうなQ&A

Q. 住信SBIネット銀行の口座は使えなくなりますか?
A. 口座番号やカード、振込機能などはそのまま継続利用できます。
Q. 名称変更で手数料や条件は変わりますか?
A. 現時点で即時変更はありませんが、今後のサービス設計は注視が必要です。
Q. メインバンクを変えたほうがいいですか?
A. 不安がある場合は、複数口座を使い分けて様子を見る判断も合理的です。
✅まとめ|公正なFPとして伝えたいこと
銀行は、感情で選ぶものではありません。
しかし、感情が動いたときは「環境を変えるサイン」でもあります。
- 盲目的に信頼しない
- 感情的に切り捨てない
- 機能と目的で判断する
この姿勢が家計と資産を守ります。
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