🌱「ほしい?必要?」──“待つ力”が育てるお金のセンス|FPラスコルの親子マネー塾第2話

子育て・親子学習

「これ買って!」
お店で子どもが言うときについつい「ダメ!」と言っていませんか?

ここで大事なことは、待つ力”を育てること

親子で一緒に“買う前に考える”習慣を作ることで
おこづかいの使い方やお金を管理する力が育ちます。

FPラスコルが娘たちと実践している「48時間ルール」。
ほしい物を2日だけ待ってからもう一度考える

それだけで、子どもも親も冷静になれるんです。

💬 親子の会話(読むだけでOK)

子

パパ。このゲーム買って! 友だちみんな持ってるんだ!

ラスコル
ラスコル

そうなんだ。でもこれは“ほしい”かな? それとも“必要”かな?

子

うーん…ほしい!

ラスコル
ラスコル

じゃあ“ほしいリスト”に書いて、48時間たってもほしかったらもう一度話そう。

子

わかった! 2日後に考えてみるね!

⏱ 今日の3分ミッション|ほしいものリストを作ろう

家の冷蔵庫や壁にA4用紙1枚でOK。
タイトルを「ほしいものリスト」にして、欲しいものを書くだけ。

  • 今“欲しいもの”だけをリスト化(まずは買わずに書く)
  • 48時間(2日)経ったらもう一度ほしいか見直す
  • 「まだほしい?」→「必要かな?」を一緒に考える

感情が落ちつくまで“時間を置く”ことで理性が働くようになります。
心理学でも「待つ時間」があると、人は冷静な判断力が高まるといわれています。

🧠 FPラスコルの解説|なぜ“待つ力”が大事なのか

子どもが「ほしい!」と感じる瞬間は
大人でいう“セールでテンションが上がっている”ときと同じです。

このときに脳内ではドーパミンという“興奮物質”が出て
一時的に判断力が下がるようです。

だからこそ「待つ力=感情をコントロールする力」。
これは将来の浪費・借金・詐欺トラブルから自分を守る大切なスキルになります。

お金を使う前に考える習慣がある子は自己管理能力が高い
という調査結果も出ています。

🌟 親のつぶやきヒント(使える一言)

  • 「今すぐ買うよりもちょっと考える方がカッコいいよね」
  • 「“欲しい”は気持ちで“必要”は未来の自分だよ」
  • 「待てた分だけえらい。待つ=節約の才能!」

🧩 さらに深めよう|必要・欲しいカードゲーム

家族で「これはどっちかな?」を話すだけの簡単なゲーム。

どっち?理由を話そう
学校のノート必要勉強で使うから
限定アイス欲しい今だけの楽しみ
傘(雨の日)必要濡れると困るから
新しいスマホケース欲しい今のも使える
壊れた文房具必要書けないと困る

👉 「正解」を決めなくてもOK。
大事なのは「なぜそう思ったか」を話すこと。考える習慣が自然に身につきます

🏠 家で使える合言葉

「買う前に“必要?”って聞いてみよう。」

この一言で家庭の空気が変わります。
子どもが「少しでも考える」ようになったら立派な成長です。

🎁 まとめ

  • 衝動買いを防ぐのは“我慢”ではなく“待つ練習
  • 48時間ルール」で冷静さを育てる
  • 親子で「お金を考える時間」を楽しもう

🔗 次回予告

第3話:「貯めるってワクワク!」
──未来の自分にプレゼントする“貯金の魔法”を紹介!

✨関連リンク

「お金ってなに?」──ありがとうが形になったもの|3分で読むFPラスコルの親子マネー塾 第1話
お金ってなに?子どもにどう教える? FPトッシーの「親子マネー塾」第1話では、お金を“ありがとうの形”として学ぶ会話例と3分ワークを紹介。家庭でできる金融教育の第一歩。
💤 親子で読むスヌーピー。夜寝る前のやさしい哲学👦こどもは親の読書する姿を見ている
■ 一日の終わりに、ほんの少し“心がつながる時間”を日々の生活に追われる中で、親子の会話って気づけば少なくなっていきますよね。学校、習い事、スマホ、ゲーム、YouTube… 子どもたちも忙しい。自分だって仕事や家事、明日の段取りで頭がいっぱ...

コメント

タイトルとURLをコピーしました