もらい事故で泣き寝入りしない！たった月500円で安心できる“弁護士費用特約”とは？」　FPシリーズ第22回

公正なFPシリーズ

2025.09.16

交通事故は、いつどこで自分に降りかかるってくるかわかりません。

「こちらは過失0だから大丈夫」と思っていても、保険会社が交渉に入ってくれず、被害者なのに一人で相手とやり取りしなければならないケースがあります。相手が無保険だったり、支払い能力がなかったとすれば不安やストレスは計り知れません。

そんなとき、弁護士費用特約があれば安心です。

弁護士があなたの代わりに交渉や請求を進めてくれるので、難しいやり取りに悩まされることなく普段の生活に集中できます。費用も年間数千円程度とお手頃。もしもの時に“心の余裕”を与えてくれる心強い味方です。

この記事では、特約のおかげで救われた体験談や仕組み・費用をわかりやすく紹介します。安心のための一歩を一緒に考えてみませんか。

🧑‍⚖️弁護士費用特約ってどんなもの？

自動車保険の特約のひとつに「弁護士費用特約」って聞いたことありますか？
聞いたことあるけども何に使うのかイマイチわからない人も多いと思います。

弁護士費用特約は
「あなたに責任がない事故でも、相手と交渉するときに弁護士に頼める特約」なんです。

過失が0：100のもらい事故になると、加入している保険会社は示談交渉を代行してくれません。
なぜなら、保険会社があなたの保険からお金を払うわけではないので「法律的に介入できない」から。

つまり──相手や相手の保険会社とやり取りするのは「あなた」。
想像するとかなり心もとないですよね。

でも、弁護士費用特約があれば交渉をまるごとプロに任せられます。

「でも特約つけると高いのじゃないの？」と思うかもしれません。
実は、弁護士費用特約はリーズナブルです。

自動車事故だけに対応するタイプなら保険会社によって異なりますますが、月350円ほど（年4,000円程度）
日常生活での事故（自転車や歩行中）までカバーするタイプでも 月500円〜530円ほど（年6,000円程度）https://adcc-faq.aioinissaydowa.co.jp/faq/show/3149?category_id=53&site_domain=default

多くの保険会社で、1事故あたり300万円までの弁護士費用を補償してくれます。
「相談料は10万円まで」なんて設定もよくありますね。https://www.sbisonpo.co.jp/car/column/column121.html

通常なら相談1回で1〜2万円、裁判まで進めば30万円以上。弁護士特約ならこれらがすべて0円。年間わずか数百円の保険料で、この安心はかなりコスパが高いです。

40代・男性のあるケースをご紹介します。

信号待ちで停車中に追突されました。こちらの過失は0。
ところが、相手は任意保険に入っておらず「お金がない」と支払いを渋る始末。
通院も必要で精神的にも参っていました。

この人は弁護士費用特約をつけていたので、すぐに弁護士へ相談（ちなみに弁護士は自分で選べます）。
相手に内容証明を送って通院慰謝料や治療費も含めて交渉を進めてもらいました。
結果、費用の自己負担はゼロ。

「特約がなかったら泣き寝入りしていたかもしれない」と語っています。

弁護士費用特約のメリットはこんな感じです。

「事故にあったときに解決できるかな」という不安を軽くしてくれる特約です。

もちろん、弁護士費用特約は完璧ではありません。
特に相手が「無保険＆資力なし」だと、裁判に勝っても賠償金を取れないことがあります。

そんなときに検討してもいいかもがこちら。

「弁護士特約＋人身傷害＋無保険車傷害」まで揃えておくと安心感があります。

事故はある日、突然やってくる。
過失が0でも相手が無保険だったら？　支払いを渋ったら？
そのとき一人で戦うのは、とても心細い。

弁護士費用特約があれば「あとはプロに任せよう」と安心できる。
わずか月数百円の安心料であなたと家族を守れる特約。