自動車保険の中で悩ましいのが「車両保険」。
「入っておけば安心だけど、保険料が高くなる」「小さな事故では損になる」など賛否が分かれる保険です。
この記事では、FP(ファイナンシャルプランナー)の視点から、仕組み・メリット・デメリット・加入率・実例を整理しました。
読後には「自分にとって車両保険は本当に必要か」が明確になるはずです。
🥅この記事のゴール
👉 あなたの愛車の「時価額」と「修理リスク」を調べてみませんか?
「車両保険に入るべきか、それとも現金備えで十分か」を見直すだけで、数万円単位の節約や安心感につながります。

【自動車保険を見直すだけで保険料が半額以下に!】45,300円→20,290円に下がったリアル体験と失敗しない見積もり術
自動車保険は毎年見直すだけで数万円の節約が可能!不要な特約を削り、必要な補償だけを選んで保険料が半額以下になったリアル体験を紹介。
📃車両保険の仕組み

- 任意保険の一部で、自分の車の損害(修理・全損)を補償。
- 補償額は「事故時点での時価額(市場販売価格)」が上限。
- 保険料は車種・年齢・等級・免責金額などで決定。
- 免責を高めれば保険料は下がるが、小さな事故では利用価値が薄くなる。
⤴️メリット(加入する恩恵)
- 高額修理や全損に備えられる
新車やローン残ありの車には有効 - 無保険車や当逃げへの備え
相手が逃げた場合や無保険車でも修理可能 - 自然災害リスクにも対応
台風・洪水・雹被害など、予想外の損害に対応できる
👦体験談
- 「新車で全損したのに未加入で実費払い。その後すぐに加入した」
- 「無保険車にぶつけられたが、車両保険のおかげで修理できた」
⤵️デメリット(加入時の注意点)
- 保険料が高額
特に新車や高級車では大きな負担に。 - 利用すると3等級ダウン+3年間の事故有係数
→ 保険料が大幅アップ。 実例(14等級で事故→保険を使用すると11等級へ)
年度無事故等級・保険料事故有等級・保険料差額事故前14等級・70,000円のケース
翌年・・・⤴️15等級・68,540円 ⤵️11等級・116,670円 +48,130円
2年後・・・⤴️16等級・67,080円 ⤵️12等級・113,750円 +46,670円
3年後・・・⤴️17等級・65,630円 ⤵️13等級・110,830円 +45,200円
→ 3年間で約13万円以上の増額。修理代が小さいと「使わなければよかった」ケースも。 - 小さな修理には不向き
免責5万円設定で修理費10万円だと「自己負担+保険料アップ」で赤字になることも。

ラスコル
若かりし頃、車をこすって修理代10万円を自動車保険で補填しました。
その後、3年間毎年保険料が4万円ほど増えました。トータルで考えると損してた。
なんで、保険使う時に教えてくれないのかな?なんのための保険なんだろね。
👦体験談
- 「修理代は出たけど、等級ダウンで保険料がアップして結局損した」
- 「同年に複数回使ったら更新時に条件が悪くなった」
📈加入率データ

- 任意保険加入率:約88.7% https://www.giroj.or.jp/publication/outline_j/j_2024.pdf
- 車両保険付きはその半分程度、5割前後にとどまる
- 新車・高額車は加入率高めですが、中古・低価格車は加入率が低い。
😔加入すべきかどうかの判断基準
加入してもいいかなケース
- 新車・高額車・ローン残あり
- 自然災害の多い地域
- 車が生活必需品で代替が効かない
- 無保険車や当逃げのリスクが高い地域?
加入をしないのが合理的なケース
- 中古車・年式が古く時価額が低い
- 小さな修理なら貯蓄で対応できる
- 事故リスクが低い生活環境
- 将来的に車を買い替える予定が近い
✅FPラスコル的まとめ

車両保険は「大損害に備える保険」であり、
- 小さな修理に使わない
- 大きな損害や全損時に備える
- 自己資金やライフプランと照らし合わせて判断する
のが現実的です。
「必ず入るべき保険」ではなく、
✅ 新車やローン車なら → 数年間だけ加入してもいいかも
✅ 中古・低額車なら → 不要、現金備えで十分
FPラスコルとしては「車両保険は不要、リスクは現金で備えて」が答えです。
🚗 車を所有するコストの実態
- 自動車税・重量税:毎年数万円
- 保険料(自賠責+任意保険):年間7〜10万前後
- 駐車場代:都市部なら月2〜3万、年間30万超えも普通
- 燃料費:レギュラーでもリッター170円台(2025年時点)、月1万〜2万
- 車検・整備代:2年ごとに10万以上
→ 合計すると、所有するだけで年間50〜80万円は飛んでいく。
🚶♂️ 車を持たない選択肢
- カーシェア(タイムズカー、オリックス):月数千円+利用時課金
- レンタカー:旅行や用事のときだけ利用、維持費ゼロ
- タクシー/配車アプリ:必要なときだけ呼べばOK
- 電動自転車や公共交通機関で十分まかなえる地域も多い
「都市部住みなら車所有は贅沢」って言う人多い。


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🎯 結論(FPラスコル的まとめ)
- 車は「趣味」や「田舎暮らしで必須」ならアリ
- でも「生活必需品じゃない」人にとっては 車は最大の金食い虫
- 車両保険どころか「車そのものが不要」という判断は、超合理的
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