金融商品を売らない公正なファイナンシャルプランナー(以下、FP)ラスコルです。(なぜ肩書きにこだわるかというと、FPなのに自分の利益のためにひどい金融商品を売りつける輩がいるからです)
「新NISA積立を始めようと思って調べてみたら、“オルカン”と“S&P500”が話題になるけど、どちらを選べばいいのかわからない」という人いますよね?
私も積み立て投資をする前に悩んだものです。
結論から言いますと、私はS&P500を選びました。もちろん、オルカンも良い商品ですし、余裕のある人は両方を積み立てる方法もあります。今回は、なぜS&P500がインデックス投資の中で最強なのかを
オルカンと比較しながらFPラスコルが本音を語ります!
◆ S&P500とは?
S&P500(Standard & Poor’s 500 Index)は アメリカを代表する500社の株価の平均を示した株価指数です。

みなさんもご存知のApple、Microsoft、Amazon、Google(Alphabet)、NVIDIAといった世界を引っ張る超大企業がギュッと詰まっているお弁当パックです。
つまり、アメリカ経済そのものに乗っかる投資です。
◆ S&P500が強い理由
✅ ① 米国企業の圧倒的成長力
過去30年間、IT・金融・医療・半導体などあらゆる分野で世界の中心に君臨し続けている
✅ ② 為替リスクも“武器”になる
円安が続けば、ドル建て資産は日本円に戻したときに増える
✅ ③ 超低コストの投資信託がある
例:eMAXIS Slim S&P500 → 信託報酬0.0814%!
✅ ④ 歴史が証明してる安定性
S&P500の過去約50年間(1975年〜2025年)における年率平均リターンは、およそ7%〜9%の範囲です。
◆ オルカンとの違い(比較表)
比較項目 | オルカン | S&P500 |
---|---|---|
投資対象 | 世界約50~60ヵ国が対象 | 米国500社 |
リターン傾向 | S&Pと比べるとやや低め | 長期的に高パフォーマンス |
為替リスク | 多通貨リスクあり | 米ドルのみ(比較的安定) |
分散性 | ◎(新興国含む) | ◯(米国1極集中) |
情報の透明性 | 国によりばらつきあり | 米国=情報開示義務が厳しい |
◆ なぜわたしはS&P500一本にしたか?
- 全世界(オルカン)=平均点を取りに行く感じ、非常に優秀、2025年8月現在、アメリカの企業が約6割占めてますので、ほぼアメリカ買っている感じ
- S&P500=世界で一番強いチーム(アメリカ)に全賭けする感じ
わたしは迷った末に「どうせ投資するなら強いチーム(アメリカ)に乗っかかる!」と決めました。
それがS&P500です。
◆ こんな人はS&P500向きやで
- 「どっちがいいか迷いすぎて始められない人」
- 「シンプル(アメリカのみ)な方が続けられる人」
- 「とりあえず積立を始めてみたい人」
「オルカンも上記にあてはまるけど、悩んで止まるくらいならS&P500一本にする。
途中で考えが変わったら、オルカンに変更すればいいから。」
◆ 公正なFPラスコルのひとこと
投資に完璧な正解はありませんし、元本保障もありません。
でも、何もしないで現金だけ貯めて、インフレにより貨幣の価値が下がるのが一番もったいないと思います。下記の表をご覧ください。50年前と現在とでは、円の価値が下がっています(買いたいもの価格が上がっている)。給与は約5~6倍になりましたが、実際豊かになったという実感はありませんよね。今後もこのインフレは継続していきますので、現金のみを蓄えるだけでは資産が増加していきません。
けれども、株式はインフレを織り込んで成長していきますので、暴落しない限りは資産として所有するには心強いものです。暴落は必ず周期的にやってきますが、とにかく気にせずに長期で持ち続けること、それがインデックス投資です。
(出典:Perplexityより)
項目 1975年頃の価格・金額 2025年頃の価格・金額 増加率(約) ラーメン1杯 約200円 約716円(全国平均) 約3.5倍 大卒初任給 約4万~5万円/月 約27万~30万円/月(概算) 約5~6倍
私は将来のためにS&P500という“世界最強の仕組み”に、信頼を預けてます。
🟧 まとめ
- S&P500は、米国の代表企業500社への投資
- 実績・成長力・信頼性、どれをとってもトップクラス
- オルカンと迷うなら、まずはS&P500から始めてもよい!
日本でS&P500指数に投資するなら、eMaxis Slim S&P500が信託報酬も安くオススメです。

↓eMaxis Slim S&P500の基準価格ですが、スタート時(2018年7月)10,000円から2025年8月4日現在、33,534円となっています。7年でおよそ3.3倍です。

(出典:SBI証券より)
⚠️投資は、元本保障されません。あと、外国の指数ですので、為替リスクがあります。円安であれば基準価額(投資信託がどのくらいの価値があるかを示すもの)も上がりますが、円高になれば基準価額が下がることがあります。投資はあくまでも自己責任でお願いいたします。
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