就職や転職の履歴書を作成する際に、今まで積み上げてきたスキルや資格を書く必要があります。ただし、〇〇検定とか実用性のない資格を書いても意味ないですよね。では、どの資格を取得したらいいのか?と考える人が多いと思います。
どの職業につくにしても、一般的なPCのスキルが必要です。そんなとき、「日商PC検定2級」資格を取得することは、あなたのスキルの証明だけでなく、PCスキルの向上を目指せます。
私は、2025年6月に「日商PC検定2級データ活用」に合格しました。EXCELの初歩が学べたことは、有意義な時間でした。
合格体験記は、下記記事に掲載してありますので、ぜひご覧ください。今回は、資格取得にあたり重要な項目であるVLOOKUP関数についてわかりやすく解説します。
この記事を読んでいただくことによって、「日商PC検定2級」取得のご参考になれればと思います。

1. VLOOKUP関数って何?📚
簡単にいうと、「表の中から欲しい情報を探してくれる関数」!
たとえば、学校の名簿があるとしよう。
名前 | 出席番号 |
---|---|
さくら | 1 |
たろう | 2 |
はなこ | 3 |
このとき、「たろうの出席番号を知りたい!」ってときに使うのが…
=VLOOKUP("たろう", A2:B4, 2, FALSE)
💡訳すと…
「A2からB4(エクセルのセルの集まり。上の表のこと)までの表から、“たろう”を探して、左から2列目の出席番号を返して」となります!
2. 試験に出る理由&便利なポイント🔥

- 問題パターン
- 商品コードから「商品名」「単価」を自動表示させる
- 顧客番号から「住所」「電話番号」を引っ張ってくる
- なぜ便利?
- 人手で探す手間ゼロ!
- ミスが減る・速い・大量データ管理に最強!(試験では、大量のデータをあつかいます)
- 試験で問われるポイント
- 完全一致(FALSE or 0)でエラーを防ぐ(試験対策上は、深く考えずこういうものと思って
ください) - 参照範囲を固定(絶対参照)できるか
- 完全一致(FALSE or 0)でエラーを防ぐ(試験対策上は、深く考えずこういうものと思って
3. 基本構文を図解でマスター🧩
=VLOOKUP(探したい値, 表の範囲, 列番号, 完全一致か?)
商品コード | 商品名 | 単価 |
---|---|---|
(A2)B001 | (B2)消しゴム | (C2)50 |
(A3)B002 | (B3)シャーペン | (C3)150 |
(A4)B003 | (B4)ノート | (C4)100 |
⚠️( )はセルの番号で、A2:C4は、A2からC4がふくまれますよということ、この表のこと
例: B002の単価(3列目だから列番号は3)を調べるときは…
=VLOOKUP("B002", A2:C4, 3, FALSE)
→ 150
4. 絶対参照・複合参照って何?なぜ必要?🔒
▷ 相対参照(デフォルト)
=A2
- コピー先に合わせて A2 → A3 → A4…と自動で変化
▷ 絶対参照
=$A$2
- 列(A)も行(2)も固定
- どこへコピーしても「A2」を参照し続ける
▷ 複合参照
$A2
:列は固定、行はコピー先に合わせて変化A$2
:行は固定、列はコピー先に合わせて変化
なぜ必要?

試験では「他のセルへ数式をコピーして使う」パターンが多く、
相対参照のままだと範囲がズレて #N/A
やエラーになります⚠️
VLOOKUPの範囲指定は特に、絶対参照必須になります!
=VLOOKUP(D2, $A$2:$C$4, 3, FALSE)
5. 豆知識:FALSEは0でもOK!👀
書き方 | 意味 |
---|---|
FALSE | 完全一致 |
0 | 完全一致 |
- 試験では「FALSE」が推奨(可読性◎) というより試験ではこれしか使わないのでこれだけ覚える
- 自分用なら「0」でスッキリ書いてもOK!
6. 練習問題で実力チェック✏️
問題1
次の表で「B003」の商品名をVLOOKUPで表示する式は?
商品コード | 商品名 | 単価 |
---|---|---|
B001 | 消しゴム | 50 |
B002 | シャーペン | 150 |
B003 | ノート | 100 |
解答例:
=VLOOKUP("B003", A2:C4, 2, FALSE)
→ ノート
問題2
セルE2に商品コードを入力して、F2に単価を自動表示させる式を作ろう。範囲は表全体 $A$2:$C$4
を使うこと。
解答例:
=VLOOKUP(E2, $A$2:$C$4, 3, FALSE)
💡解説
要素 | 内容 |
---|---|
E2 | 探したい商品コード(ユーザー入力) |
$A$2:$C$4 | 探す範囲(絶対参照で固定!) |
3 | 「単価」は左から3列目なので「3」 |
FALSE | 完全一致で探す(間違ったデータを防ぐ) |
✅使用例
E列(入力) | F列(結果) |
---|---|
B002 | 150 |
B003 | 100 |
7. ビジネスでの活用シーン🏢
- 販売管理:商品コードから別のシートにまとめられた価格・在庫情報を即表示
- 人事管理:社員番号から氏名・部署・勤続年数を自動取得
- 顧客対応:顧客IDから過去購入履歴や住所をすぐに確認
「VLOOKUPを使えば、人間より速く・正確にデータを探せる!」
これがビジネスの現場で重宝される。
8. まとめ:VLOOKUPを制す者は合格を制す!🏆
項目 | ポイント |
---|---|
基本構文 | =VLOOKUP(検索値, 範囲, 列番号, FALSE) |
完全一致 | FALSE(または0) |
参照の固定 | $A$2:$C$4 (絶対参照) |
練習問題 | 表から必要な値を引っ張る問題を繰り返そう |
ビジネス活用 | 販売・人事・顧客管理など幅広い |
テキストの模擬問題等繰り返し解いて、VLOOKUP関数を自分のものにして、
資格取得はもちろん、職場でも頼られるエクセルの達人になりましょう!💪🎉
↓日商PC検定2級データ活用公式テキストでもVLOOKUP関数が学べます。
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