「人はいつ死ぬかわからない」。そう聞くと、実感がわかない人や不安になる人がいるかもしれません。
死んだ後、大切な人に“困ってほしくない”という思いがあれば、私たちにできることがあります。
今回も『夢をかなえるゾウ4』で得た気づきをもとに、遺された家族のために“今、生きているうちにやっておきたい5つのこと”を初心者にもわかりやすく整理してみました。
この記事を読むことで、「家族が困らない・争わない・感謝される」準備を始められるようになります。

遺された家族が困らないために今すぐやる5つのこと
① 銀行口座や保険の情報を「見える化」しておこう
🔍 会話:

お父さん、もしもの時ってどこに何があるかわかるの?

……実は通帳も保険証書もバラバラに保管しててな。そろそろ一冊にまとめる時かもしれんな
💡 補足:
- 銀行名、口座番号、ネットバンクのログイン情報、保険証券番号などを一覧化して紙かデータで残す
- 万一のときに家族がスムーズに手続きを進められる
- スマホにメモしてる場合は「家族にどう見せるか」もセットで考えること!
② 自分の財産・負債をリスト化する
🔍 会話:

遺産って言っても大したものないけどな…

でも借金とかあったら私たち困るし…
💡 補足:
- 預金・不動産・株など資産だけでなく借金も記録
- 家族が相続放棄を検討できるようにするためにも、負の遺産の有無は重要
- Googleスプレッドシートやエンディングノートを活用しても◎
③ 大切な人の連絡先を家族に伝えておく
🔍 会話:

もし私が急に倒れたら、誰に連絡すればいいか分からないよね?

うん…会社の人とか、昔の友達とか…わかんない
💡 補足:
- 家族が知らない交友関係は案外多い
- 友人、恩人、職場関係、近所の人など、連絡が必要な人をメモしておく
- 「〇〇という人から連絡があったけど、誰?」とならないように
④ 信頼できる専門家(パートナー)を見つけておく
🔍 会話:

困ったら○○先生に相談するように言っておくね

へえ、そんな人いるんだね。心強いね
💡 補足:
- 相続や手続きを支援してくれる弁護士・司法書士・信託銀行などを事前に決めておく
- お金持ちはこの部分の準備が完璧だから揉めないのです。揉め事が起きるのは、資産がない人たち。何も対策しないから
- 地元の市民相談窓口や法テラスでも紹介してくれることがある
⑤ 遺言書を必ず作成しておく
🔍 会話:

パパ、遺言書ってお金持ちだけが作るもんじゃないの?

違うよ。むしろ“少ない財産”で揉めるんだ
💡 補足:遺言書については、次回の記事でまとめますので、わからない方は流してください。
- 自筆証書遺言でいいので必ず作成を!
- 家族間の感情や不公平感は、財産の多少に関係なく発生する
- 公正証書遺言だとさらに安心(約5~7万円程度)
- 公証役場で作成できて、家庭裁判所の検認も不要
まとめ|富裕層だけが実践している「やるかやらないかの差」
遺された家族に「ありがとう」と言ってもらえるか、「どうして、〇〇ばっかりに…」と不満を言われるかは、
すべて生きているうちに“やるかやらないか”の差。
知識さえあれば誰でもできる準備。
そして、この準備こそが “最後の優しさと絆” になるのです。
次回予告
次回(予定)は、「遺言書の種類と作り方」や「死後すぐやるべき手続き(保存版)」について、
より実務的に掘り下げていきます。
この記事をきっかけに、大切な人の未来を守る行動を始めていきましょう。
↓相続について初めて学ぶ人、興味が出てきた人。まずは、「サザエさん」一家をもとにしたこの本がわかりやすいかも。
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