2026年、生命保険業界に大きな衝撃が走りました。
プルデンシャル生命において、社員・元社員100人超が関与し、顧客約500人から総額約31億円を不正に得ていた事実が明るみに出たのです。
会社トップの辞任、金融当局による検査。
数字だけを見ても、これは「軽微な不祥事」とは言えません。
それにもかかわらず、多くの人が会見を見てこう感じたはずです。
「どこか他人事に見える」
「犯罪として受け止めていないように感じる」
この記事では、怒りや憶測だけで終わらせずになぜこのような問題が起きたのか、そして私たち顧客は何を学ぶべきかを公正な立場からまとめます。
🗒️まず、何が起きたのか
報道などで明らかになっているポイントを、感情を交えず整理します。
- 社員・元社員100人超が関与
- 被害顧客は約500人
- 不正に得られた金額は約31億円規模
- 内容は
- 顧客からの不適切な資金預かり
- 投資名目による金銭授受
- 個人的な金銭のやり取り など
- 会社トップが辞任予定
- 金融当局が捜査レベルで対応
ここで重要なのは、人数と金額の規模です。
個人だけの逸脱行為という説明では、到底説明しきれません。
⤵️「辞めた社員の問題」で済む話なのか

会社側の説明でよく使われるのが、次の言葉です。
- 当社の管理外で行われた
- すでに退職した社員の行為
- 再発防止に努める
企業としてのリスク管理上、こうした説明になるのは理解できます。
しかし、顧客の視点に立つとどうでしょうか。
- お金を失ってしまった
- 信頼していたのは会社の看板
- 担当者が辞めても、被害は消えない
この認識のズレが「他人事に見える」「本気で反省しているのか」という違和感を生みます。
📝これはプルデンシャル生命だけの問題か?
ここは、公正なFPとして線を引くべきポイントです。
✔ 他の生命保険会社も同じ不正をしている。
→ 断定はできません(証拠がない)。
✔ ただし、同じことが起きうる構造は存在する。
→ これは否定できません。
問題の本質は、会社名ではなく、生命保険業界に広く存在する次の条件です。
- 営業成績と収入が強く結びつく仕組み
- 顧客と営業担当者が1対1になりやすい関係性
- 商品内容が複雑で、第三者がチェックしづらい
この条件が重なると、どの会社であってもリスクは高まるのです。
📕わたしたち顧客が学ぶべき最大の教訓

この事件から私たちが学ぶべきことはシンプルです。
❌「大手だから安心」
❌「有名な会社だから大丈夫」
はもう通用しません。
✔あなたが保険の仕組みをしっかり理解しているか(理解していないものに入らない)
✔ お金の流れの透明性を説明されているか(むやみに食いつかない)
✔ 第三者の目が入っている商品であるか(ことばだけで信用しない)
これこそが本当の安全性です。
👦公正なFPからのひとこと
生命保険は、本来相互扶助の制度です。
誰かが困ったときに、みんなで支え合うための仕組みです。
それがいつの間にか
- 売上至上主義
- 個人に過度な責任が集中する営業構造
- 会社は守られて、顧客が置き去りになる
そんな歪みを生んでしまっている。
だからこそ、顧客側が「自分を守る力」を持つ時代に入っています。
☀️まとめ(第1話)
- 今回の不正は、個人の問題では説明できない規模
- 背景に生命保険業界特有の構造的リスクがある
- 今後は「会社名」ではなく「仕組み」を見る目が必要になる
👉 次回【第2話】では、なぜ保険会社の社員が詐欺まがいに走ってしまうのか。
フルコミッション営業と高離職率という業界の病巣を深掘りします。
保険やお金の話で「これ本当に大丈夫?」と感じたことはありませんか。
違和感を覚えた時点が危険サインです。
その感覚を無視しないことが、最大の防御になります。
今後の記事では、投資と保険を分ける理由、カモにならないチェックリストを引き続き公正な視点で解説していきます。
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